IPA、「情報セキュリティ評価・認証制度」を学ぶeラーニング教材を公開

 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は2008年7月22日、「情報セキュリティ評価・認証制度」の概要を学べる入門的なeラーニング教材をIPAのWebサイトで公開した。開発者、調達仕様作成者、大学教員を対象としたもので、制度の利用にあたって必要となる知識を習得できる。

 同制度は、国際標準「ISO/IEC15408 情報セキュリティ評価基準」に基づき、情報システムに関連した製品やシステムが適切に設計され、正しく実装されているかを第三者が評価・認証する制度。

 IPAは、利用方法などに関する情報が不足していることから、習得するためのeラーニング教材を開発した。制度の概要、セキュリティ機能を記述したセキュリティターゲット(ST)の構成・作成、事例紹介などからなる。調達者が認証された製品を選別する場合や、調達仕様書の要求事項の書き方などが分かる。

 教材は、SCORM1.2対応の学習管理システム(LMS)上で動作する。IPAでは、LMS未導入の企業向けに、Microsoft PowerPointおよびOpenOffice.org上で動作するバージョンも秋に開発する予定。【鴨沢 浅葱/Infostand】

ITセキュリティ評価・認証に関するe-Learning 用教材
http://www.ipa.go.jp/security/fy19/development/e_Learning_CC/index.html

IPA
http://www.ipa.go.jp/