Wipseとマイクロソフト、OpenXMLの相互運用性を実証実験で確認
Windows + Servicesコンソーシアム(Wipse:ワイプス、会員数約80社)とマイクロソフトは2008年7月30日、OpenXMLの相互運用性を実証実験で確認したと発表した。複数ソフトウェア企業がビジネスシナリオに即した形でOpenXML相互運用実験を行った世界初の例という。
実験は、7月25、28、29日の3日間にわたってマイクロソフト イノベーション センター(所在地:東京都調布市)で実施。WipseのOpenXML分科会メンバー企業4社(アドバンスソフトウェア、アプレッソ、グレープシティ、スカイフィッシュ)とマイクロソフトが協力した。
実験では、各社の製品をベースに実験環境を構築して、製品間での円滑なデータ交換を確認。公開されたOpenXMLの仕様を参照することで、企業や事業の規模にかかわらず、簡単に実務ソリューションを構築できること実証したとしている。
また、実験では、市場に出ている製品に一切変更を加えずにシステム構築し、OpenXMLを使うことで工数と開発コード数を平均60%削減可能であることが分かったという。
Wipseは、Windowsプラットフォームとサービスを融合したシステムの普及・啓発を目的としたコミュニティ。テーマごとに6つの技術分科会を設けて活動している。2007年6月設立。会長は東証コンピュータシステムの松倉哲社長。【鴨沢 浅葱/Infostand】
Wipse
http://wipse.jp/
マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/