マイクロソフト、SaaS型「Microsoft Online Services」日本語ベータを開始

 マイクロソフトは2009年3月10日、同社が直接ホスティングするビジネス向けSaaS型サービス「Microsoft Online Services」を4月から日本国内で展開すると発表した。正式公開に先立って、電子メールや情報共有などのグループウェア機能を含む「Microsoft Business Productivity Online Suite(BPOS)」日本語ベータを開始した。正式サービス開始後30日間まで無償で利用できる。

NECが「SugarCRM」を活用したCRMソリューションを販売

 NECは2009年3月4日、オープンソースのCRMソフト「SugarCRM」を活用したCRMソリューションの販売を開始した。構築サービスとSaaSの2つの提供形態を用意。中堅・中小企業を対象としており、2年間で20社への導入を目指す。アプリケーションを含めたトータルソリューションで、オープンソース事業を強化する。

米エンバカデロ、開発ツールをオンデマンドで利用するサービス提供開始

 米エンバカデロ・テクノロジーズは2009年2月18日(米国時間)、オンデマンドで開発ツールを利用できるメンバー制のサービス「Embarcadero All-Access」を発表した。アプリケーション/データシステムの設計・構築・実行に必要なツールにアクセスして、低コストで開発ができるという。日本国内展開については、3月4日に発表する予定。

オープン・クラウド・コンピューティングの現状

 クラウドコンピューティングのベンダーの中には、3teraやNirvaniなどのように、選択の幅が狭く、限定されたまたは閉じられたアーキテクチャーでしか使えないプロプライエタリーなプラットフォームやツールを提供しているところがある。そうした大手ベンダーがクラウドと言えば、それはそのベンダーが提供するクラウドのことだ。だから、クラウド・コンピューティングを利用するアプリケーションの開発では書き方や構築の方法が制約されるのはやむを得ないと思うかもしれない。しかし、そうした見方は間違っている。クラウド・コンピューティングのためのオープン標準はすでにあり、今は調整段階にあるからだ。

SaaSとユーザーの自由を考えるグループautonomo.us

 Free Software Foundation(FSF)は7月14日(米国時間)、Web経由で配信されるサービスがユーザーの自由に与える影響などについて議論するグループ「autonomo.us」がオンラインで活動を開始したことを発表した。autonomo.usは同日、Webサイトで最初の声明文を掲載し、フリーソフトウェアとフリーデータの利用をよしとする見解を明らかにしている。