米エンバカデロ、開発ツールをオンデマンドで利用するサービス提供開始

 米エンバカデロ・テクノロジーズは2009年2月18日(米国時間)、オンデマンドで開発ツールを利用できるメンバー制のサービス「Embarcadero All-Access」を発表した。アプリケーション/データシステムの設計・構築・実行に必要なツールにアクセスして、低コストで開発ができるという。日本国内展開については、3月4日に発表する予定。

 4段階のアクセスレベルがあり、最大で18種類の同社の開発ツールを利用可能。昨年買収を完了したCodeGear(旧ボーランド・ソフトウェア開発ツール部門)の製品がそろっている。また「InstantOn」機能で、ローカルでもネットワーク経由でもインストール操作を行うことなく、オンデマンドで「ワンクリック起動」できるという。

 利用できる主なツールは、RADおよびアプリケーション開発ツールの「Delphi」「JBuilder」「C++Builder」「3rdRail」。データベース設計・開発ツール「ER/Studio」「Rapid SQL」「DBArtisan」。データベース管理ツール「Change Manager」「Performance Center」など。プラットフォームは、Windows、Linux、Mac OS X、Oracle、IBM DB2、Microsoft SQL Server、MySQL、Java、Microsoft .NETなど。

 ライセンスは、特定ユーザーが1台のワークステーションで利用できる「ワークステーションライセンス」、特定ユーザーが複数ワークステーションにインストールできる「ネットワーク指名ライセンス」、組織内でライセンス共有できる「ネットワークコンカレントライセンス」がある。

 初年度コストには、製品ライセンスのほか1年間のサポート、メンテナンス、アップグレード、エンバカデロ・デベロッパーネットワークのプレミアムコンテンツへのアクセス権などが含まれる。

Embarcadero All-Access(英語)
http://www.embarcadero.com/products/all_access/

エンバカデロ・デベロッパーネットワーク
http://edn.embarcadero.com/jp/

エンバカデロ・テクノロジーズ
http://www.codegear.com/jp/