NTTデータイントラマート、Webシステム構築基盤にSaaS向け拡張版をリリース

 NTTデータイントラマートは、オープンソースベースのWebシステム構築基盤「intra-mart WebPlatform Ver.7」に、SaaSアプリケーション基盤として求められる要件を追加した「SaaS拡張版」を2009年3月2日リリースした。SaaS事業者および企業向けに販売する。

 intra-martは、主に社内Webシステム構築を対象とした商用プラットフォーム製品。アプリケーション開発に必要な各種機能をあらかじめコンポーネントとして用意しているため、開発期間を短縮し、開発コストを削減できるという。

 SaaS拡張版は、intra-martで開発したアプリケーションを、データセンターなどを活用してSaaS提供できるようにした。たとえば、セルフサービスカスタマイズ機能は顧客企業へのSaaS提供を想定したもので、従来のASP方式が各テナント同一画面だったのに対し、それぞれ画面キャプションやメッセージなどの簡単なカスタマイズができる。

 また、外部のさまざまなSaaSアプリケーションをメニューの中から呼び出して利用することなども可能。マルチテナント対応の管理機能も搭載した。価格は要見積もり。

 SaaS拡張版は、NTTグループが推進する「SaaS over NGN」、NTTデータが開発中の次世代エンタープライズソリューションスイート「Biz∫」(ビズインテグラル)、MIJS(メイド・イン・ジャパン・ソフトウェア コンソーシアム)などのSaaS基盤への採用が決定しているという。

NTTデータイントラマート
http://www.intra-mart.jp/