OpenOffice.org Writer用レイアウト・エクステンション 4種

 OpenOffice.org Writerはワードプロセッサーというだけでなく、デスクトップパブリッシングプログラムでもある。しかし、その事実はまだWriter用エクステンションの製作に大きな影響を与えるに至っていない。それは、ほとんどの利用者がページスタイルやテンプレートなどといった文書デザインの機能を利用するより、自分で一つひとつ書式設定するのを好むからだろう。とはいえ、レイアウトのためのエクステンションも提供されるようにはなってきた。ここでは、ページの向きを変更するためのAlba、ページ番号を振るPaginationとPager、既存文書のテンプレートつまり文書の全体的レイアウトを変更するTemplate Changerという、レイアウトを自動化する4つのエクステンションを紹介しよう。これらのエクステンションは、1つを除き、OpenOffice.orgの仕組みに従ってスタイルとテンプレートを使っており、安定性は高い。

会津若松市、OpenOffice.org導入での現場の声と対応事例を公開

 「OpenOffice.org」を全庁的に導入している福島県会津若松市は2008年10月8日、導入に伴って、現場から上がってきた声や、対応が必要となった事例などをWebサイトで公開した。「外字が表示されない」「納付書に使うOCR用フォントで印刷できない」「罫線に点線・破線が使用できない」など、これまで発生した問題と、その解決方法を掲載している。

OpenOffice.orgをもっと使いこなす[8/13更新]

 オープンソースのデスクトップ・アプリケーションの旗頭として、Firefoxと並び称されるOpenOffice.org。Microsoft Officeとの互換性が向上した結果、Office文書を開くためだけにWindowsを立ち上げる必要がなくなったと喜んでいるLinuxユーザーも多いことだろう。もっとも、非常に多彩な機能を備えるOpenOffice.orgを、単にOffice文書ビューアとして利用するだけはもったい。そこでここでは、OpenOffice.orgをもっと使いこなすためのハウツーを紹介する。

AltSearch――見た目の悪さを裏切るポテンシャルを秘めたOOo Writer用検索機能拡張

  Alternative Find and Replace for Writer (AltSearch)は、OpenOffice.orgに実装されている標準的な検索機能を置き換えることを目標とした、非常に野心的な作りの機能拡張である。もっともそのインタフェースはかなり分かりにくい構成となっているため、ユーザに与える第一印象は最悪なものとなっているかもしれないが、そこでめげずに辛抱強く使い続けていくと、AltSearchはその謳い文句に掲げられた目標を実際に達成するだけの可能性を秘めていることを確認することになるはずだ。

PDF編集を可能にするOpenOffice.orgエクステンション

 OpenOffice.orgに簡単なPDF編集機能を追加する取り組みが進められている。ただし、一般に使えるようになるのは数か月先だろう。少し前にOpenOffice.org Extensionsサイトで公開された Sun PDF Import (SPI)はまだベータ版であり、OpenOffice.org 3.0(9月にリリース予定)の最近の開発者向けビルドでしか動作しない。最終リリース版の出来は今のところ誰にもわからないが、このベータ版の機能は現在手に入るPDFインポートツールのなかではちょうど中間レベルにあたる。

IBM Lotus Symphonyは、古いOOoコードを使ったエンタープライズ狙い

 過去にOracle、今度はIBM。いったい、オープンソースソフトウェアを企業向けのビジネスにすることをどう考えているのだろう。OracleはOracle’s Unbreakable Linux計画を打ち出した。実体はRed Hat Enterprise Linux(RHEL)からプロプライエタリな部分を除いただけのものなのに、それを低料金でサポートして、本家RHELと、CentOSなど類似の各種コミュニティプロジェクトを負かそうとした。そしてIBM。こちらは古いOpenOffice.orgコードを、いまや停止されたSun Industry Standards Source License(SISSL)ライセンスのもとで利用して、プロプライエタリでクローズドソースのフリーオフィススイートとして発表した。先週リリースされたIBM Lotus Symphonyがそれだ。初めての安定版で、これといってOpenOffice.orgに勝るところはないが、明らかに企業向けスイートだ。これによって、フリーのオープンソースソフトウェアが犠牲になる。

OpenOffice.orgからMediaWikiへのエクスポートを簡単化するSun Wiki Publisher機能拡張

 wikiはコラボレーション形態にてテキスト系ドキュメントを構築する際の優れたツールとして機能するが、wiki用のマークアップ言語どうしは互換性に乏しく、扱いやすいWYSIWYG形式のエディタが利用可能なwikiも少数派でしかないのが現状だ。実際wikiのマークアップ作業そのものに習熟した人間であっても、wikiのコンテンツ作成自体はワードプロセッサで行う方が便利だと感じているであろうし、特に既存のテキスト系ドキュメントからの移植や新規の表組みなどを行う場合は、後者を介した作業が不可避となる。本稿で紹介する Sun Wiki Publisher はこうしたプロセスを簡単化する目的で作成されたもので、これを利用するとOpenOffice.org 2.4以降におけるWriterドキュメントからMediaWiki形式のwikiへのエクスポート作業が、Webブラウザを介すことなく直接実行可能となるのだ。

OpenOffice.orgによるZoho WriterおよびGoogle Docsへの直接アクセスを可能にするOoGdocsIntegrator

 Webベースのワードプロセッサに興味があるが、現状でOpenOffice.orgを手放す訳にはいかないという方もおられるだろう。それならばいっそのことZoho WriterおよびGoogle DocsファイルにOpenOffice.org Writerから直接アクセス可能にしてしまえという発想で作られたのが OoGdocsIntegrator 機能拡張である。

OpenOffice.org Baseデータベースにおけるデータのインポート/エクスポート

 あらゆるデータベース管理システムにとってデータのインポート/エクスポートは非常に重要な機能であり、OpenOffice.org Baseにおいても例外ではないのだが、驚くなかれ、OpenOffice.orgには直接的な「インポート/エクスポート」コマンドがないのだ。それでももちろん様々な方法でデータベースにデータをインポート/エクスポートすることはできる。

OpenOffice.org 3.0を試してみた

 OpenOffice.org 2.4がリリースされたばかりだが、OpenOffice.org 3.0(OOo3)もすでにフィーチャーフリーズを終えていて9月にリリースされる予定となっている。そこで今回OOo3にどのようなことを期待できるのかを知るために最近の開発版ビルドを試してみたところ、Base、Draw、Mathの各アプリケーションについては、少なくともこれまでのところは変更はほとんどないようだった。しかしWriter、Impress、Calcといった中心的なプログラムについては、長らく待たれていた新機能のいくつかが登場しつつあり、2.4リリースの大きな特徴となっているChartの改良とも相まって、ユーザビリティと機能性の両方を向上してくれそうだ。ただし、まだ十分とは言えない新機能もあった。

OpenOffice.org 2.4日本語版をリリース

 OpenOffice.org日本語プロジェクト/Japanese native language projectは2008年4月3日、「OpenOffice.org 2.4」日本語版を公開した。3月30日に公開された最新バージョンの日本語版で、日本語プロジェクトによるQA(品質管理)テストをへてリリースした。ライセンスはLGPLで、無償ダウンロードできる。