「OpenOffice.org 3.0」RC1──正式版リリースに向け前進

 OpenOffice.orgは9月7日(米国時間)、オープンソース・オフィススイートの最新版「OpenOffice.org 3.0」のリリース候補第1版(RC1)を発表した。同組織のWebサイトよりダウンロードが可能。正式版は9月16日にリリースの予定という。

 バージョン3では、Mac OS Xへの対応が大きな強化となる。X Window Systemに代わってAqua/CocoaをUIに採用、Mac OS Xへのネイティブ対応を実現する。また、初めて導入されるスタート画面「Start Center」など、操作性、ルック&フィールを強化したバージョンとなる。

 RC1ではバグの修正のほか、シート名の文字サポートがほぼ無制限となるなどの新たな改善点が加わった。このほかにも、5月のベータ版リリース以降、「Writer」でMS Accessのデータベースファイル「.mdb」を加えることができる機能(Windows版のみ)、Writerのマルチページビュー対応などの機能が加わっている。

 RC1はソースコードのほか、Windows、Linux、Solaris SPARC/x86、Mac OS Xの各OSに対応するバイナリパッケージが用意されている。

OpenOffice.org
http://www.openoffice.org

OpenOffice.org 3.0 リリース候補第1版(英語版)ダウンロード
http://download.openoffice.org/680/?intcmp=1461