米IBMがLotus Symphony正式版をリリース、ODFをさらにプッシュ
米IBMは6月3日(米国時間)、無料のオフィススイート「IBM Lotus Symphony 1.0」を発表した。正式版リリースにあたり、有償の技術サポートプログラムも発表、米Microsoftに対抗する。
Lotus Symphonyは同社が昨年9月に発表した無料のオフィススイート。ドキュメントフォーマットにIBMらが推進する「Open Document Format(ODF)」を採用し、ワープロ「Lotus Symphony Documents」、スプレッドシート「Lotus Symphony Spreadsheets」、プレゼンテーション「Lotus Symphony Presentation」の3つで構成される。日本語を含む24言語に対応した。
約8カ月のパブリックベータプログラム期間中、ダウンロード回数は100万近くに達したという。今回正式版の開始にあたり、技術サポートプログラム「IBM Elite Support for Lotus Symphony 1.0」も開始する。年間サブスクリプション形式で、遠隔からの技術サポートを受けられるもので、大企業のニーズに応える。
IBMはまた、中小規模企業向けのコラボレーションスイート「Lotus Foundations Start」の提供も開始した。Lotus Symphonyのほか、「Lotus Notes/Domino」、ファイル管理、ディレクトリサービスなどを含むパッケージとなる。
米IBM
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