「OpenOffice.org 3.0」ベータ版リリース、Mac OS Xにネイティブ対応

末岡洋子
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　OpenOffice.orgは5月7日（米国時間）、オープンソースのオフィススイートの最新版「OpenOffice.org 3.0」のベータ版をリリースした。Mac OS Xのネイティブサポートなど、新機能を数多く搭載、無料でダウンロードできる。正式版は今年9月にリリース予定。

　Windows、Linux、Mac OS X、OpenSolarisに対応。言語は英語版のみで、ほかの言語はミラーサイトで配布される。Mac OS X版ではX Window Systemに代わって「Aqua」を採用し、Mac OS Xに初めてネイティブで対応した。アクセシビリティAPIとの統合性にも優れ、安定性も強化したという。

　フォーマットでは、オフィスフォーマット「OpenDocument Format（ODF）1.2」に対応する。このほか、「Microsoft Office」のファイルを読み込み／書き出しが可能なほか、「Microsoft Office 2007」「Microsoft Office 2008 for Mac OS X」で作成したファイルを開くこともできる。

　スタート画面「Start Center」を新たに導入、OpenOfficeを実行すると、どのアプリケーションやファイルを使いたいかをクリックして作業を進めることができる。ズーム機能やアイコンも一新するなど、操作性やルック＆フィールも強化した。

　個々のアプリケーションでも数々の機能が追加・強化されている。たとえば、表計算ソフト「Calc」では、1シートあたり最大1024列を作成可能。ワープロの「Writer」では、ノート機能を改良、編集中に複数のページを表示できる。

OpenOffice.org
http://www.openoffice.org

OpenOffice.org 3.0 ベータ版ダウンロード
http://download.openoffice.org/3.0beta/