米Microsoftは7月6日(米国時間)、オープンソース関連の自社ブログPort 25で、必要な特許クレームを主張しないとする「Microsoft Community Promise」を、C#標準の「ECMA 334」およびCLI(共通言語基盤)標準の「ECMA 335」に適用することを発表した。これを受け、Mono Projectはコードを2分割する計画だ。
マイクロソフト、SIパートナー企業向け支援サービス「Services Ready」を開始
マイクロソフトは、SIパートナー企業向け支援サービス「Services Ready」を2009年7月1日から開始する。同社のコンサルティング部門が早期導入プロジェクトなどで得た構築ノウハウを体系化し、トレーニングと合わせてSIパートナー企業に有償で提供する。価格は380万円から(税別)。
LinuxグループウェアのScalix、「ActiveSync」アドオンを発表
Scalix(カナダXandros傘下)は6月16日(米国時間)、自社グループウェアサーバー向けアドオン「Scalix ActiveSync 1.0」、それにLinux向けコラボレーションプラットフォーム最新版「Scalix Server 11.4.4」を発表した。米Apple「iPhone」やフィンランドNokiaなどのスマートフォンで、プッシュEメールやカレンダー同期が可能となる。
マイクロソフト、Azureクラウドアプリの開発コンテスト
マイクロソフトは、Windows Serverのクラウド技術「Azure Services Platform」上で稼働するクラウドアプリケーションやサービスを構築する開発コンテスト「new CloudApp()」をワールドワイドで開催する。応募資格は18歳以上。2009年7月9日午前4時(日本時間)まで受け付けている。
ODF Alliance、「Office 2007 SP2」のODF対応は不十分と主張
オフィスファイルフォーマット「OpenDocument Format(ODF)」を支援する業界団体OpenDocument Format Allianceは5月19日(米国時間)、米Microsoftの「2007 Office system Service Pack 2(Office 2007 SP2)」でのODFサポートは不十分とする警告を発表した。
米陪審、特許侵害訴訟でMicrosoftに2億ドルの支払い命令
米テキサス州東部地区連邦地方裁判所は5月20日(米国時間)、米Microsoftに対し、カナダi4iの特許技術を侵害しているとして、2億ドルの支払いを命じた。「Word 2007」のテンプレートに利用されるカスタムXMLタギングは、i4iのドキュメントフォーマットシステム関連特許を侵害しているという。
米Microsoftがデジタル文書の保存・管理・活用支援ソフト「Zentity」などを発表、ソースコードの公開も予定
米Microsoftは5月20日(米国時間)、リサーチレポジトリのためのプラットフォーム「Zentity 1.0」と研究者向けツール2種類を発表、学術界向けの取り組み「Scholarly Communication」を拡充した。
米MicrosoftとBlack Duckが提携、CodeplexがKoders.comで検索可能に
米Black Duck Softwareと米Microsoftは5月19日(米国時間)、提携を発表した。Microsoftのプロジェクトホスティングサイト「CodePlex」のオープンソースプロジェクトを、Black Duckのオープンソースコードナレッジベースや検索エンジンで検索可能になる。
米Microsoft、「.NET Micro Framework」のオープンソース化を計画中?
米Microsoftの.NET Micro Framework開発チームの担当者が、5月7日付けのMSDNのブログで、「.NET Micro Framework(MF)」をオープンソース化する計画を示唆している。今後、コミュニティとともに製品開発の方向性を決めていくにあたり、参加ルールなど詳細な枠組みを決定しているところという。
オープンソースのSilverlightマルチキャストプラグインが登場
米QUMUは5月11日(米国時間)、米MicrosoftのRIAプラグイン「Silverlight」向けのマルチキャスト拡張技術「Multicast Plug-in for Silverlight」をオープンソースとして公開した。Microsoftのプロジェクトホスティングサイト、Codeplexでダウンロードできる。
米Microsoft、オープンソースのWindows向けNFSクライアント開発に出資
米Microsoftは4月22日(米国時間)、ミシガン大学情報技術統合センター(CITI)のオープンソースのWindows向けNFS(Network File System)クライアント開発プロジェクトに出資することを明らかにした。実現すれば、WindowsとNFSの相互運用性を改善できるという。
米Microsoft、「Common Compiler Infrastruture」をオープンソースとして公開
米Microsoftは4月17日、共通のコンパイラを集めた「Common Compiler Infrastructure(CCI)」をオープンソースとして公開した。オープンソースコミュニティサイト「CodePlex」でダウンロードできる。.NETのアセンブリの読み込みなどを行うフレームワークとして利用できそうだ。
米Microsoft対TomTom、TomTom支払いで特許訴訟和解へ
米MicrosoftとオランダTomTomは3月30日(米国時間)、2者間で起きていた2件の特許侵害訴訟について、和解条件に合意したことを発表した。TomTomはMicrosoftに支払うが、Microsoftには支払い義務がない。
マイクロソフトのソースコード開示プログラムで、Windows Embedded CE 6.0をPowerに移植
マイクロソフト、フリースケール・セミコンダクタ・ジャパン、大阪電気通信大学の3者は2009年3月30日、マイクロソフトのソースコード開示プログラムを利用して、組み込みOS「Windows Embedded CE 6.0」のカーネルを、Powerアーキテクチャに移植したと発表した。
米Microsoft、「Silverlight Dynamic Language SDK 0.5」をリリース
米Microsoftは3月23日、「Microsoft Silverlight Dynamic Language SDK 0.5(AgDLR 0.5)」(ベータ版)をリリースした。「DLR (Dynamic Language Runtime)」上で動く動的言語を利用して、MicrosoftのRIA開発実行環境「Silverlight」アプリケーションを開発できる。
オランダTomTom、Linux特許保護のOpen Innovation Networkに参加
Linuxの特許管理企業Open Innovation Network(OIN)は3月23日(米国時間)、オランダのカーナビ端末メーカーTomTomが参加したことを発表した。TomTomは米Microsoftと特許係争中で、OIN参加により特許訴訟対策を強化すると思われる。
マイクロソフト、SaaS型「Microsoft Online Services」日本語ベータを開始
マイクロソフトは2009年3月10日、同社が直接ホスティングするビジネス向けSaaS型サービス「Microsoft Online Services」を4月から日本国内で展開すると発表した。正式公開に先立って、電子メールや情報共有などのグループウェア機能を含む「Microsoft Business Productivity Online Suite(BPOS)」日本語ベータを開始した。正式サービス開始後30日間まで無償で利用できる。
大塚商会など4社、Linux/Windows混在環境の仮想化ソリューション
大塚商会、サイオステクノロジー、ノベル、マイクロソフトの4社は2009年3月5日、WindowsとLinuxの混在環境に対応する仮想化ソリューション「OS統合ソリューション(仮名)」を発表した。マイクロソフトの仮想化技術「Hyper-V」を利用した中堅企業向けソリューションで、4月1日から提供する。
米Microsoftと米Red Hat、仮想化相互運用性で合意
米Microsoftと米Red Hatは2月16日(米国時間)、サーバー仮想化の相互運用性に向け、自社ハイパーバイザー技術で動く相手企業のゲストOSの動作確認をすることで合意した。2社はお互いの仮想化検証プログラムに参加し、共同顧客にメリットを提供する。
NEC、「SUSE Linux Enterprise Server」の本格販売開始
NECは2009年2月16日、ノベルが開発するLinuxディストリビューション「SUSE Linux Enterprise Server(SLES)」の販売を開始した。サーバを大量導入するデータセンターや、価格とサポートを重視する企業が主な対象。併せて、SLESをベースとした仮想化環境ソリューションや移行支援プログラムを提供する。