米Microsoftがデジタル文書の保存・管理・活用支援ソフト「Zentity」などを発表、ソースコードの公開も予定

 米Microsoftは5月20日(米国時間)、リサーチレポジトリのためのプラットフォーム「Zentity 1.0」と研究者向けツール2種類を発表、学術界向けの取り組み「Scholarly Communication」を拡充した。

 Microsoftが同日公開したのは、Zentity 1.0とアドイン機能「Article Authoring Add-in for Word 2007 2.0」。

 Zenity(開発コード名「Famulus」)は、旧名称「Research Output Repository Platform」で、論文、講義、研究資料、動画など、高等教育機関が収集したデジタル文書の保存や活用を支援するサービス。セマンティック技術を利用したホスティングサービスで、昨年7月にアルファ版をリリース、その後2回のベータ期間中、ユーザーインターフェイスを改善し、機能を追加してきた。

 Article Authoring Add-in for Word 2007は、National Library of Medicine(NLM)XMLなどのフォーマットでファイルの作成、保存ができるWord 2007向けアドオン機能。最新版では、SWORD(Simple Web Operation for Repository Deposit)プロトコルを利用してレポジトリに直接アップロードできる機能や、Word環境でObject Reuse and Exchange(ORE)リソースマップサポートなどが加わっている。

 両方とも、まずはバイナリを無償提供し、その後ソースコードを公開する。学術向け取り組みとしては、Microsoftは今年3月、Creative CommonsライセンスをWordなどOffice文書に付加できるアドオン「Creative Commons Add-in for Office 2007」のソースコードも公開している。同社はこれらの取り組みを通じて、今後1年~1年半でコミュニティを形成していく意向だ。

米Microsoft
http://www.microsoft.com/

Scholarly Communicationツールダウンロード
http://www.microsoft.com/mscorp/tc/scholarly_communication.mspx