米Microsoftと米Red Hat、仮想化相互運用性で合意
米Microsoftと米Red Hatは2月16日(米国時間)、サーバー仮想化の相互運用性に向け、自社ハイパーバイザー技術で動く相手企業のゲストOSの動作確認をすることで合意した。2社はお互いの仮想化検証プログラムに参加し、共同顧客にメリットを提供する。
この提携の下、MicrosoftはRed Hatの仮想化動作検証プログラム「Red Hat Hardware Certification Program」に参加し、Red HatもMicrosoftの「Microsoft Server Virtualisation Validation Program」に参加する。
これにより、Red Hatは、「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」の仮想プラットフォームで「Windows Server 2000 SP4」「Windows Server 2003 SP2」「Windows Server 2008」を、Microsoftは「Windows Server 2008 Hyper-V」「Hyper-V Server 2008」上で「Red Hat Enterprise Linux 5.2」をゲストOSとして動作検証する。動作検証後、サポート契約を結んでいる顧客は、共同の技術サポートを得られるという。両社は、将来提供する製品についても、同様の相互運用性の取り組みを進めていくとしている。
Microsoftは、今回の提携と米Novellとの提携の違いについて、Novellとは多方面で提携しているのに対し、Red Hatの提携は仮想化の相互運用にフォーカスしたもの、と説明している。
Red Hatは、この提携に至った理由について「顧客の要求を受けて」としている。提携は財務契約を含むものではなく、特許やオープンソースコンポーネントは対象外という。
米Microsoft
http://www.microsoft.com
米Red Hat
http://www.redhat.com