米Microsoft、オープンソースのWindows向けNFSクライアント開発に出資
米Microsoftは4月22日(米国時間)、ミシガン大学情報技術統合センター(CITI)のオープンソースのWindows向けNFS(Network File System)クライアント開発プロジェクトに出資することを明らかにした。実現すれば、WindowsとNFSの相互運用性を改善できるという。
NFSはUNIXのネットワークファイルシステムの標準プロトコルで、UNIXやLinuxで広く使われている。最新版となるNFS v4.1では、ファイルサーバーへのパラレルアクセスのサポート、オブジェクトベースのストレージ対応、SANインフラサポート、セキュリティ強化などの機能が追加されている。
Windows向けNFSクライアントにより、WindowsとNFSの相互運用性が改善され、WindowsベースのPCから直接、Linux、Solaris、AIXベースのサーバー上でNFSファイル共有が実現するという。ミシガン大学CITIはすでに、NFS v4.1のLinux向けレファレンス実装を開発し、オープンソースとして公開している。
Microsoftでは、Windows向けNFSクライアントの開発スケジュールや公開時期については触れていない。
米Microsoft
http://www.microsoft.com
ミシガン大学情報技術統合センター(CITI)
http://www.citi.umich.edu