オープンソース動向ランキング、日本は活動で14位

 米Red Hatは4月21日(米国時間)、世界各国のオープンソースの利用と環境を調べた「Open Source Activity Map」を発表した。その国におけるオープンソースの動向を、利用と環境の両方から調べて順位を付けたもの。日本は、活動で14位、環境で11位となった。

 Red Hatが米ジョージア工科大学と協力して、世界75カ国でのオープンソース動向を調べた。ジョージア工科大学が開発した測定フレームワークを利用し、オープンソースの活動と環境の2つの面から評価し、ランクを付けた。活動では、オープンソースやオープン標準ポリシー、オープンソースソフトウェアのユーザー数と開発・作成者数などを評価した。環境では、インターネット普及率などオープンソース活動インフラの評価を試みた。

 活動では、総合1位はフランス、2位はスペイン、3位はドイツで、米国は9位となった。日本は14位で、民間企業が27位、政府が11位、個人(コミュニティ)は6位。環境では、総合1位はスウェーデン。政府とコミュニティで1位を獲得した。2位は米国、3位はノルウェー。日本は13位で、政府が6位、民間が14位、コミュニティ11位と評価されている。

 Red HatのWebサイトでは、活動と環境の2つのインデックスがわかるインタラクティブなマップを掲載しており、それぞれ民間企業、政府、個人(コミュニティ)、そして総合と4つのランキングを見ることができる。

米Red Hat
http://www.redhat.com

Open Source Activity Map
http://www.redhat.com/about/where-is-open-source/activity/

Open Source Environment Map
http://www.redhat.com/about/where-is-open-source/environment/