欧州で進むオープンソースの導入、独企業の51%が積極的に利用
ソフトウェアベンダーの米Actuateは9月29日(米国時間)、オープンソースソフトウェアの導入や利用に関する動向調査の結果を発表した。ドイツ企業の51%がオープンソースをアクティブに利用していると回答するなど、欧州企業を中心にオープンソースの受け入れが進んでいることがわかった。
この調査は、Actuateが実施しているオープンソースに関する年次調査。今年は北米、英国、ドイツ、フランスで合計約1000人のビジネス担当者、ITプロフェッショナルを対象に調査を行った。業種は財務サービス、公共、製造業など。
調査は、オープンソースソフトウェアの認知と導入レベル、メリットと導入にあたっての障害などにフォーカスした。
オープンソースの導入レベルについては、ドイツの回答者の51%が「アクティブに利用している」と回答、英国(42%)、フランス(42%)、北米(40%)と続いた。ドイツでは、「ソフトウェア調達の際、オープンソースを優先的あるいは選択肢として検討している」と回答した人が63.6%、フランスでは61.6%となった。このように、概して欧州でオープンソースの導入が進んでいることがわかった。フランスやドイツでは、新しいアプリケーションの実装や古いシステムの置き換えの際にオープンソース技術が選択されているという。
障害としては、「社内で技術者がいない」が58.2%と最多で、「サポートがない」を上回った。これについて、Actuateでは、「オープンソースの導入が進んでおり、関連したスキルが不足していることを示している」とコメントしている。
米Actuate
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