Dell、顧客のサーバ仮想化を支援するコンサル・サービスを強化――仮想化機能組み込み型サーバも年内に提供開始

 Dellは10月10日、顧客の仮想化環境構築を支援するコンサルティング・サービスを強化すると発表した。これにより、サーバ製品とサービスを組み合わせた仮想化ワンストップ・ソリューションの提供をねらう。併せて、VMwareの仮想化ソフトウェア「ESX Server 3i」を組み込んだサーバの提供を、2007年内にも開始することを明らかにした。

新たな流行語「Web 3.0」に踊らされるな

 米国の調査会社ガートナーは、先ごろラスベガスでWebに関するコンファレンス「Gartner Web Innovation Summit」を開催した。その場に参集した同社のアナリストらは、新しい流行語になりつつある「Web 3.0」には「Web2.0」に匹敵するだけの革新性がないと切り捨てた。一方で、彼らは、企業が今なすべきはWeb2.0の着実な導入であるとし、Web2.0の導入によって企業体質の強化と、競争力の向上を図るよう訴えた。

BEA、TPモニタ新版「Tuxedo 10.0」をリリース――SALT新版とトランザクション追跡製品も同時出荷

 米国BEA Systemsは10月2日、トランザクション処理(TP)モニタの新版「Tuxedo 10.0」をリリースした。新版では、SOA(サービス指向アーキテクチャ)環境でのTuxedoアプリケーションのサポートを強化したほか、最新の暗号化技術を導入しセキュリティ機能の向上を図っている。

エンタープライズ・データを守れ―― 担当者が負担に押しつぶされず、企業にとって価値のある情報を保護するために

 エンタープライズ・データの保護はきわめて重大な課題であり、米国企業もここにきてこの問題に本腰を入れて取り組み始めた。本稿では、社内に潜む脆弱性をあぶり出し、エンタープライズ・データを保護する方法を、米国のユーザー/ベンダーから学びたい。
マット・ハインズ
InfoWorld 米国版

Microsoftはもはや“セキュリティ後進企業”ではない!--「TwC(信頼できるコンピューティング)」担当副社長、セキュリティ強化戦略の“今”を語る

 米国MicrosoftのTrustworthy Computing(TwC:信頼できるコンピューティング)担当副社長、スコット・チャーニー氏と言えば、ここ数年来同社が特に力を入れているセキュリティ製品強化計画の指揮官として活躍している人物だ。Microsoftに入社する前は、ハイテク犯罪担当連邦検察官、(ニューヨーク州)ブロンクスの地方検事補などとしても名をはせた経験を持つ同氏が、このほど、Computerworldオンライン米国版のインタビューに応じ、TwCの成果、進化するセキュリティ脅威の実態、同氏が現在不安に感じていること、などについて語ってくれた。

Adobe、RIA分野の新戦略を明らかに――Media Playerベータ版の公開や、Webアプリ・ベンダーの買収などを一挙に発表

 米国Adobe Systemsは10月1日、シカゴで開催中のテクニカル・コンファレンス「ADOBE MAX 2007 North America」(9月30日-10月3日開催)において、開発中のビデオ再生ソフトウェア「Adobe Media Player」のベータ版を「Adobe Labs」で公開することを明らかにした。また、コラボレーションやSaaS(Software as a Service)、リッチ・インターネット・アプリケーション(RIA)分野での、同社の新戦略も発表する予定だ。

Symantec、企業向けエンドポイント・セキュリティ製品を刷新――スタンドアロンの既存セキュリティ製品は徐々に廃止へ

 米国Symantecがエンドポイント・セキュリティ製品の刷新に取り組んでいる。同社は9月末、新たな改良を加えたエンタープライズ・デスクトップ・セキュリティ製品および管理コンソールを発表するとともに、スタンドアロンの既存セキュリティ製品を徐々に廃していく方針を明らかにした。

オープンソースBI開発者向けのコード/情報共有サイトがオープン――「Eclipse BIRT」コミュニティの活動を支援

 オープンソースのビジネス・インテリジェンス(BI)およびリポーティング・ツール・ソフトウェアの開発コミュニティが、自分たちの「活動場所」を手に入れようとしている。10月1日、ソフトウェア開発者らがコードを共有したり、アイディアを交換したりできる「BIRT Exchange」サイトが開設された。