Web接続OSシェア、Mac OS Xがジワリと拡大
同社は毎月、約4万のWebサイトをモニタリングし、アクセスしたユーザーのWebブラウザとOSの種類などを調査している。
それによると、OSのトップは米国MicrosoftのWindowsで、全体の90.02%を占めた。ちなみに今年1月は、90.13%を記録している。今回は1月よりも若干減少したものの、圧倒的シェアを持つことには変わりない。
Windowsのバージョン別に見ると、トップがWindows XPで、全体の79.32%を占めた。以下、Windows Vista(7.38%)、 Windows 2000(3.32%)、 Windows 98(0.89%)と続いている。
一方Macでは、CPUにIntelのプロセッサを搭載した“MacIntel”が、大幅に急増していることが明らかになった。
昨年9月の調査結果では、IBMのプロセッサ「PowerPC」を搭載したMacが、全体の3.88%だったのに対し、MacIntelは、全体のわずか0.84%だった。しかし今回の調査結果では、PowerPC搭載Macが全体の3.38%だったのに対し、MacIntelは全体の3.23%と、ほぼ同じになった。
MacIntelの伸びが今後も続けば、年内にもMacIntelのシェアは、PowerPC搭載Macのシェアを追い越すと見られている。
実際、ウォール・ストリートのアナリストらも、MacIntelは堅調に伸びると予測をしているようだ。複数の金融アナリストは、数週前にMac(MacIntel)の販売予測を上方修正している。
またWebブラウザの調査結果も、Macの増加を裏付けている。同調査によると、Mac OS上で稼働する「Safari」を利用しているコンピュータは、全体の5.07%となった。同社によると、Apple製のWebブラウザの利用率が5%を上回ったのは、初めてのことだという。
ちなみにトップはMicrosoftの「Internet Explorer」(77.86%)、2位はMozillaの「Firefox」(14.88%)だった。
(グレッグ・カイザー/Computerworld オンライン米国版)
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提供:Computerworld.jp