大手メディア企業らがUGCサイト向けの著作権ガイドラインを策定――著作権物のフィルタリングをサイトに要請

 大手メディア企業とWeb企業のグループは10月18日、UGC(User-generated Content:ユーザー生成コンテンツ)提供サイト向けの著作権ガイドラインを発表した。その中で同グループは、UGCサイトは最新のフィルタリング技術を駆使して著作権物の不正な投稿の防止に取り組む義務があるとの見解を打ち出している。

XAM実装のストレージ・ソフトをEMCら4社が披露――フィックス・コンテンツの相互運用デモを4社で実施

 10月16日、米国テキサス州ダラスで開催中のコンファレンス「Storage Networking World(SNW)Fall 2007」(10月15日-18日)で、「eXtensible Access Method(XAM)」を実装したストレージ・ソフトウェアのデモが行われた。XAMはフィックス・コンテンツ(不変のデジタル・コンテンツ)の参照情報と格納場所を規定するためのAPIで、デモにはEMCらベンダー4社が参加した。

「Storm」で作られたボットネットが切り売りされるとの報告――コマンド・トラフィックを暗号化する亜種の存在も明らかに

 米国セキュアワークスは10月16日、きわめて悪質で撲滅の難しいトロイの木馬「Storm」を操るハッカーらが、このマルウェアによって作られたボットネットの切り分け作業を行っていると発表した。目的は、支配下に置かれたコンピュータをスパムやDoS攻撃を仕掛けるグループに「売り渡す」ことだという。

「ITIL Version 3」導入のメリットと注意点――ITサービスのライフサイクルを的確に管理する

IT運用管理業務のベストプラクティス集であるITIL(Information Technology Infrastructure Library)の最新版「ITIL Version 3」が今年5月に公開された。新バージョンでは、IT運用管理にかかさる諸問題について、ビジネスに即した現実的な解決策を提示するために、導入者にわかりやすい実践例を数多く紹介している。本稿では、ITIL Version 3の導入のメリットと注意点を紹介したい。

Apple、「iPhone」のネーティブ・アプリ開発キットを公開へ――方針を180度転換、「活気ある開発コミュニティが生まれる」とジョブズ氏

 米国Appleは10月17日、同社のスマートフォン「iPhone」とWi-Fi搭載の音楽プレーヤー「iPod touch」用のネーティブ・アプリケーションを開発するためのソフトウェア開発キット(SDK)を、サードパーティ・ベンダーに公開することを明らかにした。SDKのリリースは、2008年2月を予定しているという。

ポルノ・スパム業者に5年以上の実刑判決――米国スパム規制法「CAN-SPAM」施行後、初の実刑判決

 米国でポルノ画像を含むスパム・メールの大量送信に関与した罪に問われていた2名の男性に対し、5年以上の実刑判決が下された。2003年に米国で制定された無差別メールの送信を規制する「CAN-SPAM法(Controlling the Assault of Non-Solicited Pornography and Marketing Act)」が施行されて以来、初めての実刑判決となった。

Oracle、BEA Systemsに買収を提案――BEAは1株17ドル(総額67億ドル)の提示を「過小評価だ」として突き返す姿勢

 米国Oracleは10月12日、米国BEA Systemsを買収する計画があることを発表した。Oracleは、1株当たり17米国ドル(総額で約67億米国ドル)という買収提示額を記した書面をBEAの取締役会あてに提出した。Oracleによると1株17ドルという提示額は、11日のBEA株終値に25%のプレミアムを上乗せした額として決定されたという。