TOPPERSプロジェクト、トレースログ可視化ツールをオープンソースで公開

 ITRON仕様準拠のオープンソース組み込みOSを開発するNPO法人TOPPERSプロジェクトは2009年11月18日、トレースログ可視化ツール「TraceLogVisualizer」(TLV)をオープンソースソフトとして公開した。さまざまな形式のリアルタイムOSやアプリケーションのトレースログをグラフィカルに表示できる。

Windows 7に完全対応したインテル コンパイラー 11.1

 Windows 7の導入にあたり、いままで使っていたアプリケーションや開発ツールが新しい環境でも正しく動作するか気になっているユーザーも多いだろう。そこで本記事では、Windows 7環境でのインテル コンパイラーやVisual Studioといった開発ツールの動作確認や、Windows 7向けのWindows SDKの導入、そしてパフォーマンス検証など、Windows 7上での開発環境の利用について紹介する。

米Google、スクリプト言語とコンパイル言語の長所を兼ね備えた新プログラミング言語「Go」を公開

 米Googleは11月10日(米国時間)、最新の実験的開発言語「Google Go」をオープンソースプロジェクトとして公開した。生産性が高く楽しいプログラミングの実現を目指すという。専用のWebサイトでソースファイル、コマンドドキュメンテーションなどを入手できる。

米Sony Pictures子会社、CGツール関連のオープンソースプロジェクトを公開

 映像プロダクション会社、米Sony Pictures Digital Productionsの子会社であるSony Pictures Imageworksは7月30日(米国時間)、コンピュータグラフィックス分野向けの開発ツールやライブラリをオープンソースでローンチした。専用Webサイトをオープンし、3DのCGソフト「Maya」向けのカメラマスキング用プラグイン「Maya Reticule」など5つのプロジェクトを公開している。

JetBrains、言語指向プログラム「MPS 1.0」リリース

 チェコのソフトウェアベンダーJetBrainsは7月24日(現地時間)、目的に応じてプログラミング言語を作成/拡張できるソフトウェア開発環境の正式版「JetBrains Meta Programming System(MPS)1.0」を発表した。言語指向プログラム(LOP)という新しいコンセプトを土台にしたもので、初の正式版となる。Windows、Mac、Linuxに対応、ビルドやソースコードを同社Webサイトより入手できる。

Parallel Studioを活用したソフトウェアの並列化:AACエンコーダを高速化する

 プログラムの高速化が強く求められている分野の1つに、画像処理や音声処理、動画処理といったマルチメディア処理が挙げられる。これらのプログラムは処理すべきデータ量も多く、また行う処理も非常に複雑である。そのため、PCの処理速度が向上した現在でも「時間がかかる処理」の代表であり、このような処理にこそ並列化による処理速度の高速化が期待されている。本記事ではフリーの音声エンコーダ「FAAC」をインテルの並列プログラミング支援ツール「Parallel Studio」を使って並列化し、その処理速度を高速化する試みを紹介する。

並列アプリケーションを作ってみよう

 インテルのCoreシリーズCPUが登場して以来、マルチコアCPUは爆発的に普及している。現在では比較的低価格なCPUでも複数のコアを搭載するようになり、現在販売されているPCのほとんどはマルチコアに対応しているといっても過言ではない。しかし、まだマルチコアCPUの性能を生かす、並列処理を行っているアプリケーションは多くない。