Real Software、Visual Basic 5/6プロジェクトを「REALbasic」向けに変換するツールをリリース

 米Real Softwareは2009年8月4日(米国時間)、Visual Basicプロジェクトを同社のオブジェクト指向開発環境「REALbasic」のプロジェクトに変換するツール「Visual Basic移植アシスタント」を公開した。同社のWebサイトから無料でダウンロードできる。

 REALbasicは、1本のソースコードから、Windows、Mac、Linuxの各プラットフォーム用の実行ファイルを直接作成できる統合開発環境。移植アシスタントを使うと、Visual Basicで開発したWindows用アプリケーションを、Mac/Linuxに簡単に移植できる。

 Visual Basicのコントロールやフォーム、クラス、モジュールをREALbasicのプロジェクトに変換。同時に、元のソースコードをそのままコメントとして新しいプロジェクトにコピーするため、移植作業を大幅に軽減できるという。従来はソースコードをイベントやメソッドごとにコピー&ペーストしなければならなかった。

 Visual Basic 5/6のプロジェクトに対応する。REALbasicおよびプロフェッショナル向け上位製品「REAL Studio」で利用可能。Windows、Mac、Linuxの各OS用をそろえた。

 REALbasic(Mac、Windows、Linux版)パーソナル版の価格は各9900円。Linux版は、オープンソース技術者として利用する場合は無料。各OS用実行ファイルを作成できるプロフェッショナル版は3万4800円。専業開発者向けハイスペック版のREAL Studioは17万8000円。無料体験版も用意している。

「Visual Basic移植アシスタント」ダウンロードページ
http://www.realsoftware.com/download

Real Software
http://www.realsoftware.com/