米Sony Pictures子会社、CGツール関連のオープンソースプロジェクトを公開
映像プロダクション会社、米Sony Pictures Digital Productionsの子会社であるSony Pictures Imageworksは7月30日(米国時間)、コンピュータグラフィックス分野向けの開発ツールやライブラリをオープンソースでローンチした。専用Webサイトをオープンし、3DのCGソフト「Maya」向けのカメラマスキング用プラグイン「Maya Reticule」など5つのプロジェクトを公開している。
Sony Pictures Imageworksが公開したプロジェクトはMaya Reticuleのほか、レンダリング用のプログラマブルシェーディング言語「Open Shading Language(OSL)」、ボクセル(voxel)データストレージライブラリ「Field3d」、データベースマイグレーションツール「Scala Migration」、PythonライクなC++ストリング処理ライブラリ「Pystring」の5つ。
同社ではこれまで運用環境などでLinuxなどオープンソース技術を利用しており、今回のオープンソースプロジェクトにより技術をコミュニティに還元するとしている。オープンソースにすることでコミュニティを構築し、コードの採用と改良を促進する狙い。
5つのプロジェクトの詳細情報は専用サイトから入手できる。ライセンスはNew BSD Licenseを採用した。
Sony Pictures Imageworks
http://www.imageworks.com/
Open Source Imageworks
http://opensource.imageworks.com/