NTTコム、KVMを採用したクラウド型仮想ホスティングサービス

 NTTコミュニケーションズ(本社:東京都千代田区)は、Linuxカーネル標準装備の仮想化技術「KVM」を採用したクラウド型ホスティングサービス「グリーンホスティング ベーシック」の無償トライアルを2009年10月15日から開始する。期間は3月まで。レッドハットと協力しながら、2010年4月の商用化に向けて検討を進めていく。

米VMwareがSpringSourceを買収へ――PaaSソリューション強化が目的

 仮想化技術大手の米VMware(米EMC傘下)は8月10日(米国時間)、アプリケーションフレームワークなど開発技術を提供する米SpringSourceを買収することで合意したと発表した。買収金額は約3億6200万ドル。これにより、クラウド/仮想化が実現するアプリケーション主導のITに対応するソリューションを提供するという。

レッドハット、VMware仮想環境向けの「Red Hat Enterprise Linux」サブスクリプション

 レッドハットは2009年7月28日、VMwareで構築した仮想環境向けのRed Hat Enterprise Linux(RHEL)サブスクリプション「Red Hat Enterprise Linux for VMware」の提供を開始した。1サーバ4仮想マシンまでの同時実行をサポートする。価格は「スタンダード」で1サーバあたり年間17万8000円(税別)。

シトリックス、XenServerの管理ツール「Citrix Essentials for XenServer 5.5」を発売

 シトリックス・システムズ・ジャパン(本社:東京都千代田区)は2009年7月24日、サーバ仮想化環境管理ツール「Citrix Essentials for XenServer 5.5」の販売を開始した。仮想化プラットフォーム「Citrix XenServer」をエンタープライズ向けに機能拡張する有料のツールで、価格はサーバ1台あたり46万7500円から(税別)。

SF.JP開発者インタビュー:仮想化管理ソフトウェア「Karesansui」

 SourceForge.JPでは、毎月SourceForge.JP上で開発を行っているオープンソース・プロジェクトを1つ取り上げ、その開発者へのインタビューを行っています。今月はWebブラウザ経由で仮想化されたサーバーを管理できるサーバー仮想化管理ソフトウェア「Karesansui」を開発する、Karesansui Projectにインタビューを行いました。

シトリックス、サーバ仮想化ソフト最新版「Citrix XenServer 5.5」をリリース

 シトリックス・システムズ・ジャパン(本社:東京都千代田区)は2009年6月24日、最新のエンタープライズ向けサーバ仮想化ソフト「Citrix XenServer 5.5」の無償提供を開始したと発表した。同社のWebサイトからダウンロードできる。同時に日本のユーザー向けのフォーラムを立ち上げた。

IMJモバイルとイーツ、仮想化とOSSを活用した「サーバリプレイスサービス」

 IMJモバイル(本社:東京都品川区)とイーツ(本社:東京都港区)は2009年4月27日、既存サーバの仮想化環境移行サービス「サーバリプレイスサービス」を開始した。オープンソースソフトと合わせて導入。WindowsベースのシステムをリプレイスしてTCO削減を図る。価格は個別見積もり。

日本HPとシトリックス、クライアント仮想化で協業

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)とシトリックス・システムズ・ジャパンは2009年4月24日、クライアント仮想化ソリューション分野で協業すると発表した。日本HPのブレードPC製品への仮想化ソフトバンドルを柱に、クライアント仮想化ソリューションを提供。技術検証や販売でも協力してゆく。

VirtualBox 2.2:Linux版はお勧めだが、Windows版はバグだらけ

 Sun Microsystemsは4月8日(米国時間)、オープンソースの仮想化ソフトウェアの最新版「VirtualBox 2.2」をリリースした。仮想マシン標準仕様の「OVF(Open Virtualization Format)」をサポートしたことが新版の特徴だが、それ以外にも改良された部分はいろいろある。その新機能を試すべくLinuxホストとWindowsホストにインストールしてみたのだが、両者の間には完成度に大きな開きがあった。結論から言うと、Linux版はアップグレードの価値があるが、Windows版の既存ユーザーは次のバージョンが出るまで導入を見合わせた方がよい。