NTTデータ、OSS運用管理ソフト「Hinemos」でVMwareを管理する「VM管理オプション」新版をリリース

　NTTデータは2009年10月13日、オープンソースの統合運用管理ツール「Hinemos」から、最新バージョンの物理・仮想混在環境システム管理オプション「Hinemos VM管理オプション Ver.1.1」の出荷を開始した。パートナー企業を通じて提供する。

　Hinemosは、システム監視（ネットワーク監視、サーバ監視）機能とジョブ管理機能を備えた統合運用管理ソフト。「Hinemos VM管理オプション」は、仮想化環境特有の運用を効率化するオプション製品で、仮想マシンからは直接取得できない正確なリソース使用状況も取得できる。2009年5月に提供を開始し、既に複数のプロジェクトで採用されているという。

　新バージョンの1.1では、VMware ESX/ESXi 4.0に対応。これまでのVMware ESX/ESXi 3.5を含め、異バージョン混在環境を一元的に管理。また、VMwareのSNMPTRAP定義を追加して、VMware環境で発生するイベントを検知できるようになった。

　このほか、Red Hat Enterprise Linux 5環境で動作する仮想化ソフト「Xen」に対応したXenモジュールを11月1日から提供。VMware ESX/ESXiとXenの混在環境でも一元的に運用管理できるようになる。さらに、性能情報収集の間隔を、従来の20秒平均と300秒平均のみから、20秒から20秒刻みに86400秒（24時間）まで設定可能とした。

　提供形態と価格は、パートナー各社により異なるが、ライセンス提供の場合で年間70～100万円程度になる見込み。

Hinemos
http://www.hinemos.info/

NTTデータ
http://www.nttdata.co.jp/