仏Ulteo、オープンソースの仮想デスクトップ「Open Virtual Desktop 1.0」公開

 仏Ulteoは4月22日、WindowsとLinuxアプリケーションをデスクトップに配信するオープンソースの仮想デスクトップ「Open Virtual Desktop(OVD)1.0」を発表した。OSマイグレーションなどさまざまな用途がありそうだ。

 OVDは、Webブラウザを利用してPCにLinuxアプリ、Windowsアプリ、または両方の組み合わせを配信できる仮想デスクトップ技術。「Windows Server Terminal Services」から配信されるWindowsアプリとLinuxサーバーで動くLinuxアプリとを、仮想デスクトップ上でシームレスに組み合わせることができるという。

 同技術を利用して、WindowsユーザーにLinuxアプリを配信したり、Linuxへのマイグレーション中にWindowsアプリを配信するなどの使い道があるという。

 中央で管理されるため、クライアント側に影響を与えずに容易に実装できる。また、GPLv2の下、オープンソースとして提供することで、他のソリューションと共に既存インフラに統合できるとしている。

 OVD 1.0は同社Webサイトよりダウンロードできる。クライアント側は、Sun Java 1.5/1.6とWebブラウザ(「Firefox 2」以上、「Internet Explorer 7」以上など)が必要。

仏Ulteo
http://www.ulteo.com

「Open Virtual Desktop 1.0」ダウンロード
http://www.ulteo.com/home/en/ovdi/openvirtualdesktop/download?autolang=en