NTTコム、KVMを採用したクラウド型仮想ホスティングサービス

 NTTコミュニケーションズ(本社:東京都千代田区)は、Linuxカーネル標準装備の仮想化技術「KVM」を採用したクラウド型ホスティングサービス「グリーンホスティング ベーシック」の無償トライアルを2009年10月15日から開始する。期間は3月まで。レッドハットと協力しながら、2010年4月の商用化に向けて検討を進めていく。

 仮想ホスティングサービス「グリーンホスティング」の新ラインアップで、ネットワーク一体のレディメイド型とすることで定額とし、料金を抑えた。セキュアなVPNサービスと堅牢なデータセンターを通じて、高品質・高セキュリティなサービスを提供。アクセスは、VPNとインターネットの双方から可能で、利用シーンに応じて最適なネットワーク環境を選べるという。

 無償トライアルは、KVMを初めて本格採用した「パイオニアプロジェクト」として実施。顧客ニーズのヒアリングと機能検証を行う。仮想サーバはゲストOS(Windows Server 2003/2008、Red Hat Enterprise Linux 4/5)導入済みで、ミドルウェアやアプリケーションは顧客側で用意が必要。利用期間は1社あたり1~2カ月。トライアルではネットワーク費用が別途必要となる。

 また、大容量ストレージサービス「グリーンストレージ」を2009年12月から提供開始する。企業ファイルサーバに対応したActive Directory認証連携やバックアップ機能などを備える。提供メニューは100GB~10TB(100GB単位)。料金は100GBごと月額2万1000円の予定。

NTTコミュニケーションズ
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