RubyとRubyフレームワーク間のインターフェイス「Rack 1.0」リリース

 Ruby向けWebサーバーインターフェイス「Rack」を開発する開発者Christian Neukirchen氏は4月25日、「Rack 1.0」をリリースした。RackプロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。

 Rackは、Ruby用WebサーバーとRubyフレームワーク間のインターフェイスレイヤ。HTTP要求とレスポンスをカプセル化することで、Webサーバー、Webフレームワーク、ミドルウェア向けのAPIを提供する。開発者は、Rackに対応することで、コードを変更することなく互換性のあるWebサーバー/フレームワークを利用できる。

 1.0では、「Rack::Response」で、入れ子型のパラメータ、リダイレクト、HttpOnly Cookieなどの機能がサポートされた。ミドルウェアでは、「Rack::Lock」「Rack::ContentType」が新たに加わり、「Rack::Reloader」が新しく書き換えられた。「Rack::Auth::OpenID」も改善されている。

 Rackに対応したWebサーバーは「Mongrel」「WEBrick」「FCGI」「CGI」「SCGI」「LiteSpeed」「Thin」など。Webフレームワークは、「Ruby on Rails」「Camping」「Maveric」「Merb」「Ramaze」「Waves」など多数ある。

Rackプロジェクト
http://rack.rubyforge.org/