あくしゅ、クラウド環境のサーバ数を自動増減できるOSS「Wakame」リリース

 あくしゅ(本社:東京都新宿区)は2009年4月22日、クラウド環境で必要に応じてサーバ数を自動的に増減できるソフト「Wakame」をオープンソースで公開した。急激な負荷の高まりや、キャンペーンサイト構築などで一時的にサーバ増強する場合などでも、コストを抑えることができるという。

 クラウド環境でのネットワーク構成全体を管理し、各サーバの設定を動的に変更するツール。これまで人が手作業で行っていたサーバ調達や設定、起動するまでの手順をプログラムとして記述できるため、計画的にネットワークを構成できるという。同社は「ネットワーク型init.dのように振る舞うソフト」と説明している。

 現在のバージョンは「0.3.1」で、まだアルファ版の位置付け。また、米Amazon.comが提供するクラウドサービス「Amazon EC2」にのみ対応する。コードはRubyで記述されており、ライセンスはApache Licenseを採用した。今後は機能のブラッシュアップや、対応クラウド環境の拡大などを進める。

Wakame
http://wakame.axsh.jp/

あくしゅ
http://axsh.jp/information/