IBM、SOA/Webサービス関連技術の特許を開放――150以上の知的財産で特許権を不行使、ロイヤリティ・フリーのライセンス契約も不要に 2007年7月13日12:26 米国IBMは7月11日、同社が保有する知的財産の一部を、だれもが普遍的かつ永続的に利用できるように開放すると発表した。開放の対象となるのは、 SOA(サービス指向アーキテクチャ)やWebサービス関連の標準規格を実装する際に必要となる特許で、その数は150件を超えている。
半導体ベンダー2社、特許改革法案に反対を表明――法案賛成派の大手ITベンダーらと激しく対立 2007年6月29日13:58 半導体ベンダーのTexas InstrumentsとAmberWave Systemsは6月27日、現在米国議会で議論されている特許改革法案に反対すると表明した。
Microsoftと契約してから、言うことが変わってきたLinspire社CEO 2007年6月20日10:21 来月リリースされるLinspire 6.0には、先日発表されたLinspireとMicrosoftの提携の成果が含まれる予定だ。Linspire CEOのKevin Carmony氏によると、Linspireは今回の契約に至るまで約1年半もの間、Microsoftと交渉を続けてきたという。しかし、Novellとの契約が「リップサービス」や「FUD」以外の何物でもないとしてCarmony氏がMicrosoftを非難していたのはほんの7ヶ月前のことだ。
法律専門家のFOSSコミュニティへの参加促進を目的としたOpen Source Law Immersion Program 2007年6月18日10:35 Software Freedom Law Center(SFLC)が新たに進めるOpen Source Law Immersion Programは現在、フリー/オープンソース系ソフトウェアについての基礎的な知識を有し、この分野に関連する法律問題への関心を持っている開業弁護士に対して、同プログラムへの参加を呼びかけている。
米MS:Linspireと提携 犬猿の仲から一転 2007年6月14日19:14 米Microsoftは6月13日(米国時間)、Linux関連企業の米Linspire(旧Lindows)と幅広く技術協力すると発表した。両社は以前、商標権訴訟で争うなど、対立していたが、提携に転じる。MicrosoftがLinspireの顧客を特許侵害で訴えないことも合意した。
Xandros社とMicrosoft社の契約はNovell社の場合とまったく同じではなかった 2007年6月7日19:29 Microsoft社とXandros社が今朝、パートナー契約を発表した。この契約は、昨年の悪名高いMicrosoft-Novell契約と似ているようにも思われるが、しかしまったく同一というわけでもないようだ。
米MS:韓国LGと特許相互利用契約 Linux関連も対象 2007年6月7日18:30 米Microsoftと韓国のLG Electronicsは6月6日(米国時間)、双方が自社の特許技術を幅広く提供し合うことで合意し、クロスライセンス契約を締結したと発表した。不毛な紛争を回避し、製品開発を円滑化するのが狙い。Linuxの扱いについても定めており、Microsoftにとっては対Linux戦略の意味合いもある。
GPLバージョン3へアップグレードすべき理由 2007年6月5日19:09 GNU GPLv3(GNU一般公衆利用許諾契約書バージョン3)が近く完成し、フリーソフトウェアパッケージはGPLv2からGPLv3へアップグレードすることができるようになる。この記事では、GPLv3へライセンスをアップグレードすることが重要である理由を説明する。
「GPLv3」の最終ドラフトが公開――正式版リリースは6月29日、MicrosoftのLinux特許問題にも対応 2007年6月1日21:22 フリー・ソフトウェア・ファウンデーション(FSF)は5月31日、フリー・ソフトウェア・ライセンス規約「GPL(GNU General Public License)」の新バージョン「GPLv3」のドラフト第4版(最終ドラフト)を公開した。
Novell、Microsoftとの歴史的提携の詳細を公表――「Microsoft Office」などの特許は使用許諾対象外 2007年5月29日12:02 米国Novellは5月25日、米国証券取引委員会(SEC)に提出した年次報告書に、Microsoftとの間で合意した3箇条からなる編集済み文書を添付し、同契約の詳細を初めて公にした。なお、年次報告書の提出が遅れる原因とされていたストック・オプションにかかわる社内調査は5月23日に終了している。
NovellとEFFが「特許廃棄」協定を発表 2007年5月28日10:31 今週(5/22~23)サンフランシスコで開催されたOpen Source Business Conferenceで、Electronic Freedom Foundation(EFF)とNovellが「ソフトウェア特許の改革」勢力に加わったとの発表があった。
ソフト特許制度:米NovellとEFFが、世界的な制度改革へ向け協力 2007年5月24日19:15 米Novellは5月23日(米国時間)、米国の非営利団体、電子フロンティア財団(EFF)と協力して、世界的なソフトウェア特許制度改革に取り組むと発表した。現行の特許制度の枠組みは技術革新を妨げ、とくにオープンソース開発の障害になっているとしている。
「Linuxベンダーを訴えるつもりはない」――Microsoft幹部が明言、「235件の特許侵害」発言で揺れるオープンソース界の鎮静化をねらう 2007年5月22日19:35 「オープンソース・ソフトウェアがMicrosoftの特許を侵害しており、ベンダーらに損害賠償請求を行う」とするMicrosoft幹部の強硬な発言は、オープンソース・コミュニティに少なからず衝撃を与えた。IDG News Serviceはこのほど、Microsoftのプラットフォーム戦略担当ジェネラル・マネジャー兼オープンソース・プロジェクト担当ディレクターを務めるビル・ヒルフ氏にあらためてその真意を聞いた。
100以上のITベンダーらが特許改革法案に懸念を表明――「特許権の剥奪につながる」と署名入りの書簡を議員に送付 2007年5月18日18:38 現在米国議会で議論されている特許改革法案に対し、小規模ITベンダーやバイオ関連企業、ベンチャー・キャピタル・グループといった100以上の企業や団体は今週、「法案成立は自社のビジネスに破滅的な影響を与える」と懸念を表明し、議員らに署名入りの書簡を送付した。
Microsoft、Linuxベンダーらに特許侵害の賠償金を要求――「オープンソース・ソフトウェアはわれわれの特許を235件も侵害している!」 2007年5月15日19:06 米国Microsoftは5月14日、Linuxを含むオープンソース・ソフトウェアが同社の特許を侵害しているとして、オープンソース・ソフトウェアを提供しているベンダーらに損害賠償請求を行う考えを明らかにした。
フランス大統領候補者、フリーソフトウェア関連の問題について語る 2007年4月25日20:55 4月22日のフランス大統領選挙第1回投票に参加するフリーソフトウェアの支持者たちには、世界でも他に類を見ない情報が提供される。それは、フリーソフトウェア、著作権、特許、デジタル著作権管理に関わる問題に対する主要政党すべての方針声明である。さらに(少なくとも北米の人々にとって)驚くべきことは、候補者の大部分がこうした問題をしっかりと把握し、明確な立場を打ち出していることだ。
Microsoft、SamsungによるLinux技術の使用に合意する 2007年4月23日10:41 Computerworldに先日掲載された記事によると、MicrosoftとSamsungとの間でクロスパテントに関する新たな合意が結ばれ、その中では特にMicrosoftが言うところのLinuxの使用により侵害されているパテント(特許)について、(具体的にどのパテントが該当するかを特定することはないものの)それらをSamsung側が自由に使用する権利を与えることが謳われているそうだ。またその見返りとしてMicrosoft側には、Samsungの特許ポートフォリオに関する広範な権利が与えられるとのことである。
米MS:Samsung Electronicsと特許クロスライセンス契約を締結 2007年4月19日18:56 米Microsoftと韓国のSamsung Electronicsは18日(米国時間)、特許の相互利用を許諾するクロスライセンス契約を結んだと発表した。Linux関連を含むソフトやハードが対象で、両社の製品開発を加速できるとしている。
GPLv3ドラフト新版:特許やロックダウン技術に対する新たなアプローチを導入 2007年3月30日10:35 FSF(フリーソフトウェア財団)がGPLv3(GNU一般公衆利用許諾書バージョン3)のドラフト改訂第3版をリリースした。今回のドラフト新版で行なわれた変更のうち、説明や法律的な文言が増えたことやGPLの新たな側面を反映するための細々とした変更点については、特に問題なく受け入れられる可能性が高そうだ。しかし今回のドラフトでは、特許に関する文言の明確化(Novell社がMicrosoft社と結んだ類いの契約の再発防止をねらうものなど)ばかりか、物議をかもしがちな問題であるロックダウン技術(ユーザの自由を束縛/妨害する技術)に対する新たなアプローチなど、一筋縄では行かないであろう変更も一部に含まれている。
AdobeのFlash開発者はサウジアラビアから学ぶ必要がある 2007年3月27日10:18 ビデオの分野においてオープンソース開発者が解決すべき最大の問題は、ビデオ編集用ソフトウェアの完成度(翻訳記事)にあるのではなく、現在Adobe Flashの独占状態にあるインターネット上のビデオ配布方法にある。Flashがインターネット上でビデオを配布する方法として最も人気があることには、それ相応の理由がいくつもある。しかしFlash 8のリリース時にMacromedia社(後にAdobe社が買収)は、プロプライエタリなビデオ圧縮コーデックを選択するという実に愚かな決定を下した。そしてその決定のために「Flashのフリーな代替物」が、今や「あれば良いもの」という存在にとどまらず「なくてはならないもの」となってしまった。