パテント保護された様々なオーディオ/ビデオフォーマットに対応した再生コンポーネント群が先日
Fluendoから販売され始めたことにより、各種アーキテクチャでLinux/Solarisを使用するユーザたちには、必要なコーデックを有料で購入するという新たな選択肢が追加されることになった。こうしたフォーマットについては、Windows用DLLのクローンないしオリジナル開発のコードという形態で対応したフリーのプログラムも存在するが、法的に見た場合、これらはいずれも特許法に違反しているのである。またFluendoの販売するプラグイン群については、存在そのものが多数の批判を生み出しているようだが、Fluendo側からはそうした意見についての反論が提出されている。そしてなんとも皮肉なことに、これらのプロプライエタリ系フォーマット用デコーダ群の売り上げは、フリーな代替ソフトウェアの開発資金へと還流されているのだ。