米Dell、ネットブック「Mini 10v」向けにカスタマイズした「Chrome OS」を公開
米Dellの開発者は11月25日(米国時間)、米Googleが11月19日に公開したオープンソースのOS「Chrome OS」を自社ネットブック「Inspiron Mini 10v」向けにカスタマイズしたビルドを公開した。イメージファイルを専用サイトよりダウンロードできる。
今回公開されたのは、Chrome OSの公開ソースコードをMini 10v向けにカスタマイズしたもので、Mini 10v利用者はUSBメモリにダウンロードして利用できる。メモリ容量は最低8GBが必要。Dellでは、このビルドは実験的なものでサポートは提供せず、ユーザーは自分のリスクでインストールするように、と警告している。
Dellによると、無線LAN接続には米Broadcomのチップを利用しているが、「かなり実験的であり不安定」と注意している。無線LANアクセスポイントがChrome OSに見えるまでに5〜10分、またはそれ以上の時間がかかるという。有線では問題は少なく、接続時間も短縮されると報告している。コネクションマネージャのほか、wpa_supplicantコンポーネントにも問題があるため、疑わしい場合はリブートするよう助言している。
詳細はDellのコミュニティページに掲載されている。Chrome OS開発フォーラムにも情報を掲示しているという。
米Dell
http://www.dell.com/
カスタマイズビルドのダウンロード(ファイル名「ChromiumOS_Mini10v_Nov25.img.」)
http://linux.dell.com/files/cto
Dellコミュニティページ
http://en.community.dell.com/