米Red Hat、異機種仮想サーバー環境を管理できる「RHEV for Servers」
米Red Hatは11月3日(米国時間)、仮想化管理技術「Red Hat Enterprise Virtualization for Servers」を発表した。WindowsとLinuxの両サーバーが混在する環境で仮想化を管理できるという。
Red Hatは今年2月にKVMをベースとした仮想化戦略を発表しており、Virtualization for Serversは同社の仮想化ポートフォリオの一部となる。仮想サーバーと仮想デスクトップを含むエンドツーエンドな管理を特徴とする仮想化管理技術。
スタンダロンのハイパーバイザー「Red Hat Enterprise Virtualization(RHEV) Hypervisor」と管理技術「Red Hat Enterprise Virtualization(RHEV) Manager for Servers」で構成される。RHEV Hypervisorは、KVMをベースとした高性能かつ軽量なハイパーバイザーで、LinuxとWindowsの両仮想サーバーと仮想デスクトップ向けに設計されている。クラウドなどダイナミックIT環境に向けた土台となり、効率のよいゲスト統合、ライブマイグレーションなどの機能を持つ。
RHEV Manager for Serversは、LinuxとWindowsの両仮想サーバーの設定・管理プラットフォーム。各種管理機能、検索・グループ化機能などを提供する。
同日提供を開始した。デスクトップ用の管理プラットフォーム「Red Hat Enterprise Virtualization Manager for Desktops」は現在プライベートベータとして開発が進んでおり、2010年前半に提供の予定という。
米Red Hat
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