分散型バージョン管理システム「Bazaar」の開発チームは3月8日、最新安定版「Bazaar 2.5.0」(開発コード「Phillip」)をリリースした。2017年4月までサポートされる長期サポート版となり、2.4系のバグフィックスや同一の作業ディレクトリ内に複数ブランチを設置できる「Co-Location」機能などが主な変更点となる。
USBメモリからのブートにも対応、ネットブック向け軽量OS「Linux Mint 12 LXDE」登場
Linux Mint開発チームは3月9日、「Linux Mint 12 LXDE」を公開した。UbuntuベースのLinuxディストリビューション「Linux Mint」と軽量なデスクトップ環境「LXDE」を組み合わせたもので、ネットブックなどの低スペックな環境に向けたものとなる。
RHEL 5.8互換のCentOS 5.8、本家から約2週間弱遅れでリリース
3月8日、Red Hat Enterprise Linux(RHEL) 5.8と互換性を持つLinuxディストリビューション「CentOS 5.8」がリリースされた。仮想化関連機能の強化や安定性の改善が行われている。
Linux特許企業のOIN、保護対象を拡大。Git、WebKit、OpenJDK、KVMなどもカバー
Linux特許管理のOpen Invention Network(OIN)は3月6日(米国時間)、保護対象とする「Linux System」の定義およびライセンシー向けの特許保護範囲の拡大を発表した。これにより、GitやWebKitなども保護対象となるという。
Linuxベースのモバイル向けOS「Tizen」、ベータ版開発環境を公開
Linux FoundationとTizen Associationは2月28日(スペイン時間)、Linuxベースのモバイル端末向けOS「Tizen」のベータ版SDKとソースコードを公開した。開発環境としてのWindowsサポートなどが加わっている。
オープンソースのネットワークアクセス制御システムPacketFence 3.2リリース
オープンソースのネットワークアクセス制御(NAC)システム「PacketFence」開発チームは2月23日、最新版「PacketFence 3.2.0」をリリースした。プロジェクトページなどからダウンロードできる。
システム復旧向けLinuxの「SystemRescueCd」、バージョン2.5が登場
システム復旧などに特化したLinuxディストリビューション「SystemRescueCd」開発チームは2月21日、最新版「SystemRescueCd 2.5」をリリースした。Linuxカーネルは3.0系もしくは3.2系から選択でき、各種ツール類もアップデートされている。
米Red Hat、Red Hat Enterprise Linux 5.8をリリース。サブスクリプション管理「SAM」も発表
米Red Hatは2月21日、「Red Hat Enterprise Linux(RHEL) 5.8」をリリースした。仮想化を中心にいくつかの新機能が加わり、安定性も強化された。
GNOME 3をベースにGNOME 2のデザインやUIを取り入れたデスクトップ環境「Cinnamon 1.3.1」
Linux Mintの「Cinnamon」開発チームは2月17日、最新のデスクトップ環境「Cinnamon 1.3」を公開した。CinnamonはGNOME 3をベースにGNOME 2のデザインを取り込んだデスクトップ環境。Linux Mintだけでなく、UbuntuやFedoraといったほかのLinuxディストリビューションでも利用できる。
米Google、JavaScript代替目指す「Dart」をChromeに統合した「Dartium」を公開
米Googleは2月16日、同社が開発しているプログラミング言語「Dart」の実行環境を統合したChromiumベースのWebブラウザ「Dartium」技術プレビュー版をリリースした。Mac版とLinux版を公開、Windows版もまもなく公開するという。
VLC 2.0リリース、Blu-rayビデオの実験的サポートやMac版のUI変更などが特徴

VideoLAN Organizationは2月18日、オープンソースのマルチメディアプレイヤー「VLC 2.0」(開発コード「Twoflower」)をリリースした。Mac版のユーザーインターフェイス一新やBlu-rayビデオ再生の実験的サポートなど、多くの機能が加わっている。
Scientific Linux 6.2リリース、本家公開から遅れること2か月
「Red Hat Enterprise Linux(RHEL)」互換のLinuxディストリビューションを開発するScientific Linux開発チームは2月15日、「Scientific Linux 6.2」を公開した。RHEL 6.2のリリースから約2か月おいてのリリースとなる。
米Tenable、ポリシー設定やレポートを強化した脆弱性スキャナ「Nessus 5.0」をリリース
米Tenable Network Securityは2月15日(米国時間)、脆弱性スキャナ「Nessus 5.0」をリリースした。Windows、Mac OS X、Linux、FreeBSD、Solarisに対応、個人ユーザーは同社Webサイトより無料でダウンロードできる。
オンラインアップデートが有効になった「LibreOffice 3.5」が登場
The Document Foundationは2月14日(ドイツ時間)、オープンソースのオフィススイート「LibreOffice 3.5」を公開した。オンラインアップデート機能が利用できるようになり、既存ユーザーは今後アップデート通知などを受け取ることができる。
Lua開発Eclipseプラグイン「Lua Development Tools」、スタンドアロン版が登場
Eclipse Foundation傘下で開発ツールなどを開発するKonekiプロジェクトが、スクリプト言語Lua開発の開発環境「Lua Development Tools(LDT)」のスタンドアロン版を公開した。
軽量ディスプレイサーバー「Wayland」とそのリファレンス実装「Weston」、初のリリースとなるバージョン0.85公開
ディスプレイサーバー「Wayland」を開発するKristian Hogsberg氏は2月9日、「Wayland 0.85.0」を公開した。「wayland sample compositor」と呼ばれていたリファレンス実装「Weston」も同時に公開、年内に向けた正式版リリースに向け一歩前進した。
Ubuntuの企業向けデスクトップ版「Ubuntu Business Desktop Remix」、初公開
英Canonicalは2月10日、企業ユーザー向けデスクトップ環境「Ubuntu Business Desktop Remix」の初期版を公開した。Ubuntu 11.10をベースに企業や政府組織に向けたカスタマイズを加えたものとなる。
米Google、プリレンダリング機能でより高速になったChrome 17を公開
米Googleは2月8日、Webブラウザ「Google Chrome 17」(バージョン17.0.963.46)をリリースした。高速性と安全性を強化、バックグラウンドでページの先読みを行う機能やマルウェア対策機能などが新たに搭載されている。
英Canonical、Kubuntuプロジェクトへの金銭的支援を打ち切る
KDE版Ubuntuとも言える「Kubuntu」の開発者は2月6日、プロジェクトを支援する英Canonicalが次期版「Kubuntu 12.04」を最後に出資を打ち切ることを発表した。その後はコミュニティによる運営継続も可能だが、「Kbuntuの存在価値はあるのだろうか?」と開発者は問いている。
省電力機能の問題を修正したLinuxカーネル安定版「3.2.5」および「3.0.20」リリース
Linuxカーネル開発者のGreg Kroah-Hartman氏は2月6日、最新の安定版「Linux 3.2.5」および「Linux 3.0.20」を公開した。PCI Expressの省電力機能に関するバグを修正したもので、「アップデートするかどうかはユーザーの判断による」としている。