Lua開発Eclipseプラグイン「Lua Development Tools」、スタンドアロン版が登場

 Eclipse Foundation傘下で開発ツールなどを開発するKonekiプロジェクトが、スクリプト言語Lua開発の開発環境「Lua Development Tools(LDT)」のスタンドアロン版を公開した。

 Luaは軽量、高速を特徴とするスクリプト言語で、ゲームや組み込み分野でよく利用されている。Eclipse Konekiは「Machine to Machine(M2M)」と呼ばれる各種機器同士が行うネットワーク通信向けに開発ツールやフレームワークを開発するインキュベーションプロジェクト。Eclipse IDEのプラグインとして、2011年11月にLDT(バージョン0.1)を公開している。

 LDTは、Lua向けの静的なメタプログラミングシステム「Metalua」を用いてLuaソースコードの分析とユーザー支援を提供する。機能としては変数のハイライト表示や文法に沿ったコードの色付け、アウトライン、コードの折りたたみ、デバッガなどを備えている。

 LDTはこれまでEclipse IDEのプラグインとして提供されていたが、スタンドアロン版はEclipseを利用していないユーザーでも容易にインストールできるという。Windows、Mac OS X、Linux版が用意されており、プロジェクトのWebサイトよりダウンロードできる。ライセンスはEclipse Public License。また、Eclipseプラグイン版のLDTはEclipse Marketplaceより入手できる。

Eclipse Foundation
http://www.eclipse.org/

「Lua Development Tools」
http://www.eclipse.org/koneki/ldt/