米Google、プリレンダリング機能でより高速になったChrome 17を公開

 米Googleは2月8日、Webブラウザ「Google Chrome 17」(バージョン17.0.963.46)をリリースした。高速性と安全性を強化、バックグラウンドでページの先読みを行う機能やマルウェア対策機能などが新たに搭載されている。

 2011年12月に公開された「Chrome 16」に続く最新の安定版で、特徴はスピードと安全性。アドレス/検索バー「Omnibox」にURLを入力する際、URLの自動補完を行って候補となるページをバックグラウンドで自動的に読み込む「プリレンダリング機能」が新たに導入された。これにより、ユーザーがURLを確定してすぐにページが表示されるという。

 セキュリティ関連では、.exeや.msiなどの拡張子を持つ実行ファイルを分析することで、悪意あるファイルからユーザーを保護する機能が追加された。既知のマルウェア情報を集めたブラックリストを参照するだけでなく、「安全」とされているホワイトリストにないファイルはそのサイトがマルウェアをホスティングしていないかどうかといった情報をチェックすることで安全性を高めるという。

 また、合計で20件の脆弱性も修正された。危険度がもっとも高い「Critical」が1件、「High」は8件で、Googleは11件の脆弱性の発見に対し賞金として合計10,500ドルを支払っている。

 Google ChromeはGoogleのWebサイトよりダウンロードできる。対応OSはWindowsおよびMac OS X、Linux。Internet Explorer上でChromeのレンダリングエンジンを利用できるプラグイン「Chrome Frame」も提供される。

米Google
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「Google Chrome」ダウンロード
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