企業のWeb 2.0事情――2008年も本格活用は期待薄? 2007年12月28日13:30 Web 2.0はいずれ、企業コンピューティングにとって欠かせない技術となるだろう。しかし、それが現実となるのか2008年なのかと言えば、そうではなさそうだ。ブログやRSSフィード、Wikiといったコラボレーション技術を企業が本格的に活用できるようになるまでは、まだ相当の時間がかかることが予想される。
2008年のIT業界注目トピック ベスト10 2007年12月27日17:47 来年のことを言うと鬼に笑われそうだが、IDG News Serviceもご多分に漏れず、2008年のIT業界を展望してみよう。ちなみにちょうど1年前、「2007年に勃発するIT業界の重大事件」として、「米国Sunが主役の座に復帰」「8CPUのコンピュータが5,000ドル未満で登場」「SaaS需要が爆発」を挙げている( 関連記事 )。…そこらへんを念頭において、御一読いただきたい。
iPhoneがビジネス・ユースに向いていない10の理由 2007年12月27日16:11 米国AppleのiPhoneは、2007年6月の発売と同時にモバイル業界に一大旋風を巻き起こし、人気モバイル・デバイスの筆頭となった。以来、プライベートで利用しているiPhoneをビジネスでも利用したいと、自社のIT部門に訴えるユーザーが後を絶たない。
先行するAdobe、追うMicrosoft――RIA市場でしのぎを削る両社の強みと課題 2007年12月27日13:30 急成長中のRIA(リッチ・インターネット・アプリケーション)市場で主導権争いを繰り広げるAdobe SystemsとMicrosoft。はたして、どちらがマーケット・シェア/マインド・シェアを制するのか。以下、それぞれの強みや課題を探っていこう。
企業コンピューティング15領域のテクノロジー・トレンド予測[後編] 2007年12月27日13:04 空飛ぶ自動車、考える機械、部屋を掃除する子供たち──こうしたたぐいのものであっても、今はともかく、現実のものとなる日が来るかもしれない。だが、本稿で提示するのは、このようなあてずっぽうの占いではない。企業コンピューティングの15領域に関して、今日のテクノロジーをベースとして「次に来るテクノロジー」の予測を示す。なかには外れるものもあるだろうが、企業コンピューティングの未来像を考えるうえで、議論を深める一助になればと願っている。
2008年、Googleが抱える戦略的課題――創業10周年の節目を迎え、引き続きライバルの挑戦を退けられるか? 2007年12月25日19:58 米国Googleは、この10年の間にスタンフォード大学の地味な研究プロジェクトから世界で最も有名なブランドへと発展し、IT業界大手のMicrosoftと競い合うまでの存在になった。
IBM、インメモリDBベンダーのSolidを買収――OracleやMySQLといった他DBベンダーへの影響も 2007年12月25日18:47 米国IBMは12月21日、インメモリ・データベースのベンダー、米国Solid Information Technologyの買収を発表した。SolidはIBMのライバル、MySQL(スウェーデン)の緊密なパートナーでもある。
Microsoft、EU命令に従いWindows互換性情報をSambaチームに開示 2007年12月25日12:45 米国Microsoftと非営利団体PFIF(Protocol Freedom Information Foundation)は12月20日、これまで非開示だったWindowsサーバの通信プロトコル情報の開示に関する契約を結んだと発表した。この契約は、Microsoftに対する欧州委員会の是正命令に基づくもので、オープンソースのファイル/プリンタ共有ソフト「Samba」の開発者らは今後、開示された内容に基づいて同プロトコルを実装することが可能になる。
ODFかOpen XMLか――ニューヨーク州がオフィス文書フォーマットを近く決定 2007年12月21日19:53 オフィス文書の共通ファイル・フォーマットに関する議論が続くなか、米国ニューヨーク州はまもなく、州政府機関のITシステム全体に採用するXMLベースのオフィス文書フォーマットを、ODF(Open Document Format for XML)とOpen XML(OOXML)のどちらかに決定する予定だ。
次期ブラウザ「IE 8」がWeb標準テストをパス――正確なサイト表示を重視 2007年12月20日16:55 米国Microsoftは12月19日、Internet Explorer 8(IE 8)のベータ版を2008年前半にリリースすることを明らかにした。IE 8は、Web標準への準拠を証明するテストにパスしており、同ブラウザでWebサイトを正確に表示できることを確認しているという。
Googleら検索大手3社、違法なネット賭博の広告問題で司法省と和解 2007年12月20日14:16 米国Google、Microsoft、Yahoo!の3社が自社の検索サイトで違法な賭博行為を促したとされる問題で、調査を行っていた米国司法省(DOJ)は12月19日、3社が合計3,150万ドルの和解金を支払うことに同意したと発表した。
企業コンピューティング15領域のテクノロジー・トレンド予測[中編] 2007年12月20日14:02 空飛ぶ自動車、考える機械、部屋を掃除する子供たち──こうしたたぐいのものであっても、今はともかく、現実のものとなる日が来るかもしれない。だが、本稿で提示するのは、このようなあてずっぽうの占いではない。企業コンピューティングの15領域に関して、今日のテクノロジーをベースとして「次に来るテクノロジー」の予測を示す。なかには外れるものもあるだろうが、企業コンピューティングの未来像を考えるうえで、議論を深める一助になればと願っている。
Google Toolbarで脆弱性発覚、データ盗難に遭うおそれも 2007年12月19日18:39 米国Googleの「Google Toolbar」で新たな脆弱性が見つかった。セキュリティ研究者のアビブ・ラフ(Aviv Raff)氏は12月18日、悪意のあるユーザーが同脆弱性を利用すれば、攻撃対象者のデータを盗み出したり、悪意のあるマルウェアをインストールさせたりすることができると警告した。
Intel、オープンソースのFCoEイニシエータを発表――Linuxによるストレージの扱いやすさの改善をねらう 2007年12月19日16:24 米国Intelは12月18日、LinuxベースのシステムでFCoE(Fibre Channel over Ethernet)の開発/テストを行うためのオープンソース・ソフトウェアを発表した。同社は、このソフトウェアがデータセンターのSANインフラの簡素化に寄与するものだとしている。
Google、ユーザーが自分の情報を公開できる「Google Profile」を発表――業界筋は「SNS市場参入の布石」と推測 2007年12月19日12:28 米国Googleは先週末、「Google Maps」や「Google Reader」のユーザーが、自分のプロフィールを第三者に公開できる新サービス「Google Profile」をひそかに発表した。この“発表”に気づいた複数のブロガーは、近くGoogleがSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)市場に進出する可能性があるのではと推測している。
SPEC、サーバのエネルギー効率を評価するベンチマークのテスト・スイートを公開 2007年12月19日11:56 米国に本部を置く非営利企業で、サーバ・ベンダー各社が使用するベンチマークの開発を手がけるStandard Performance Evaluation Corporation(SPEC)が先ごろ、エネルギー効率を基準にシステムを評価するよう設計したベンチマークのテスト・スイートをリリースした。
インテル、グリーンITを支える次世代CPU技術を披露 2007年12月18日15:34 インテルは12月17日、同社の最新CPU/プラットフォーム技術を披露する技術セミナー「インテル プラットフォーム技術セミナー 2007」を開催した。基調講演には、米国Intelのコーポレート・テクノロジー統括本部でインテル・フェロー兼マイクロプロセッサー・テクノロジー・ラボ ディレクターを務めるシェーカー・ボーカー(Shekhar Borkar)氏が登壇し、未来のCPU像とグリーンITを実現する次世代技術を説明した。
学校のネットワークに侵入できたら、無線ルータをプレゼント――ITセキュリティ担当者が打ち出した“奇策”に全米のハッカーがこぞって“参加” 2007年12月18日15:25 フロリダ州パームビーチ郡学区のITセキュリティ担当者、ボブ・ラロッカ(Bob LaRocca)氏は一風変わったコンテストを開催している。学区内に設置したサーバに侵入できたら、無線ルータをプレゼントするというのだ。
Sun、OpenOffice.orgに対してもサポート・プログラムを提供へ――「サポート付きのOpenOffice」をディストリビューターが提供するモデル 2007年12月18日13:15 米国Sun Microsystemsは12月14日、オープンソースのオフィス・スイート「OpenOffice.org」に対する製品サポート・プログラムを提供する計画を明らかにした。同社はOpenOffice.orgをベースとした「StarOffice」(日本での製品名は「StarSuite」)を提供しているが、人気の高いOpenOffice.orgに対しても強くコミットしていく構えだ。
Google、Wikipedia対抗サービス「Knol」の計画を明らかに――各記事に著者名を明記するなどの新機軸を打ち出す 2007年12月17日17:25 米国Googleは12月13日、ユーザーが記事を寄稿できるオンライン百科事典的な新サイト「Knol」(unit of knowledgeを表す)を立ち上げる計画を明らかにした。既存のオンライン百科事典「Wikipedia」とは異なり、Knolでは記事に著者名が記載され、著者だけが記事内容の編集に責任を持つ。