Cisco、メディア企業向けSNSプラットフォーム「EOS」構想を披露――SaaSモデルで2008年に提供予定

 米国Cisco Systemsは12月11日、同社のアナリスト向け年次コンファレンス「C-Scape 2007」のステージで、メディア企業のSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の提供を支援するプラットフォーム「Cisco Entertainment Operating System(EOS)」について説明を行った。

ストレージの電力効率を改善する「5つの実践」

データセンター管理者は、サーバの電力消費量については重要性を認識しているが、ストレージの電力消費量に関しては意外にも注目していない。特にSAN環境を統合することで得られる省電力化のメリットは、“データセンターのグリーン化”を推進するうえでもキー・ポイントになる。そこで本稿では、ストレージの電力消費量の現状について述べたのち、その利用効率の改善を図るうえでやるべき「5つの実践」を紹介する。

企業コンピューティング15領域のテクノロジー・トレンド予測[前編]

 空飛ぶ自動車、考える機械、部屋を掃除する子供たち──こうしたたぐいのものであっても、今はともかく、現実のものとなる日が来るかもしれない。だが、本稿で提示するのは、このようなあてずっぽうの占いではない。企業コンピューティングの15領域に関して、今日のテクノロジーをベースとして「次に来るテクノロジー」の予測を示す。なかには外れるものもあるだろうが、企業コンピューティングの未来像を考えるうえで、議論を深める一助になればと願っている。

「SharePointの急激な導入拡大に管理が追いついていない」――調査会社が指摘

 CMS(コンテンツ管理システム)市場分析がメインの調査会社、米国CMS Watchは、大企業内で急激に導入が拡大しているMicrosoftのコンテンツ管理プラットフォーム「Microsoft Office SharePoint Server」について、導入企業のIT部門がその利用をコントロールしきれずに、適切なコンテンツ管理やコンプライアンスが徹底されないような状況を生み出していると警告している。

2008年のオープンソース動向を読む――M&Aが活発化するなか、人材不足はさらに深刻に

 2008年のオープンソース業界は、米国MicrosoftやIBM、Oracleといった大手ITベンダーの動きが目立ち、M&Aが活発化して人材不足が深刻化する――。11月末にマサチューセッツ州ボストンで開催された、調査会社The 451 Group主催の第2回年次クライアント・コンファレンスで、レイベン・ザチャリー(Raven Zachary)氏はこう語った。同氏は、The 451 Groupでオープンソース調査担当ディレクターを務めている。

企業の情報漏洩対策、最大の課題は従業員の意識改革――半数以上が社外秘情報を無断で持ち出した経験アリと回答

 米国のシンクタンクPonemon Instituteは12月4日、企業におけるセキュリティ・ポリシーの実情に関する調査リポートを発表した。890人以上のIT専門技術者を対象に行われたこの調査では、驚くほど多くの従業員がセキュリティ・ポリシーを故意に無視している実態が明らかになった。

Sun、仮想化製品ライン「xVM」の第1弾となる管理ソフトを来年1月にリリース――ハイパーバイザ「xVM Server」の投入は来年第2四半期を予定

 米国Sun Microsystemsは12月4日、仮想サーバ管理コンソール「xVM Ops Center」を来年1月にリリースすることを明らかにした。同ソフトは11月の「Oracle OpenWorld 2007」で発表された「Sun xVM」に属する仮想化製品で、オープンソース・ライセンス「GPLv3」に基づいて提供される( 関連記事 )。