マーステクノサイエンス、Linuxを採用した非接触ICカードリーダー搭載多機能端末

 マーステクノサイエンス(本社:東京都新宿区)は2008年3月3日、OSにLinuxを採用したプログラマブルな多機能端末「MTR-120P」を開発したと発表した。非接触ICカードリーダーライターやサーマルプリンターなどを搭載し、ポイントカード用端末やキオスク端末など、さまざまな用途に活用できる。参考価格は36万7500円、7月から販売開始する。

SOHO向けルーターのセキュリティーを強化するPacketProtector

 組み込み型Linuxディストリビューションでは、OpenWRTがよく知られている。SOHO環境で一般的なワイヤレス・ルーターの多くで動作し、その種のものとしては初めて広く使われるようになったディストリビューションだ。 PacketProtector はそのOpenWRTをベースとして作られ、半年前に紹介したX-Wrt紹介記事)と同様、ネットワーク・セキュリティーを強化するための機能を標準搭載している。

LinuxでのJ2MEアプリケーション構築法

 Java対応型の携帯端末をより効果的に活用したければ、Java 2 Micro Edition(J2ME)アプリケーション(別名ミッドレット)をLinux上で作成してモバイルプラットフォーム上で実行するという方法がある。こうした操作がいかに簡単に実行できるかを証明するため、本稿ではHelloWorldアプリケーションを作成して携帯電話で動かす具体的な方法を説明することにする。

GDB/GDBserverによるクロスターゲットのリモートデバッグ

 Linuxベースの組み込みシステムで動くアプリケーションのデバッグは厄介な仕事だが、理論上はGDB(GNUデバッガ)を使えば、ゆとりで片付けられるはずである。だが実際には、そのためのGDBのセットアップがやや難関となる。現実に作業が発生するし、克服すべき技術的な障害も存在するからだ。とはいえ、当て推量に頼らずプログラムを一定の方法で系統的にデバッグすることのメリットは、この作業にかかる手間を補って余りある。この作業で生ずる困難を軽減するヒントをいくつか紹介しよう。