ITマネージャがAndroidに注意を払わなければならない5つの理由

 この1週間ずっとデータセンターに缶詰になっていたのでなければ、Googleの最新の事業のことは先刻ご承知だろう。Androidというオープンソースの携帯電話プラットフォームのことである。2年以上前にGoogleが謎めいた携帯電話ソフトウェア会社を買収したときには、Googleはそのうち携帯電話事業を始めるつもりだろうというのが大方の見方であった。憶測が熱狂に達したとき、Googleは携帯デバイスのオープンスタンダードを普及させたい旨を告知し、それを推進するためにAndroidを発表した。

日立ソフト、情報家電向けSELinuxを開発

 日立ソフトウェアエンジニアリング(日立ソフト)は2007年11月14日、情報家電などの組み込み機器向けに最適化した「情報家電向けSELinux」を開発したと発表した。「SELinux」(Security-Enhanced Linux)のハードウェアリソース消費量を削減することで、組み込み機器での動作を可能にした。情報家電のセキュリティ問題に対応する。

Google、携帯電話向けプラットフォームを正式発表へ

 米国Googleは11月5日(米国時間)、携帯電話向けアプリケーションを作成するためのプラットフォームを正式発表する見通しだ。Googleはかねてからうわさされていた携帯電話分野への進出について、コメントを控えてきた。だが情報筋によると、同社は11月3日~4日にかけて携帯電話事業者、携帯電話端末ベンダー、ソフトウェア・ベンダー、ハードウェア・ベンダーらと最終交渉を行い、11月5日午前11時(米国東部標準時、日本時間6日午前1時)に計画の詳細を発表するという。

航空会社の機内エンターテインメントシステム賞を制したLinux

 Panasonic AvionicsによるLinuxベースの機内エンターテインメント(IFE:In-Flight Entertainment)システムeX2が、IFE業界グループの主催する今年のAvion Awardsの各賞を制した。総合部門の最優秀IFEに選ばれたのはエミレーツ航空(Emirates)、シンガポール航空(Singapore Airlines)、キャセイパシフィック航空(Cathay Pacific Airways)であり、3社ともeX2の派生版を採用している。

携帯電話のLinuxをめぐるトレンド

 この夏、業界に最大級の旋風を巻き起こし、いきなりフル機能の無線コンピュータとして登場した携帯電話があった。それがiPhoneであり、ゴールデンタイムに流れるそのテレビCMは電話としての用途をそっちのけにして、機体に満載されたデータリッチなインターネットメディア機能(電子メール、Webサーフィン、GPSナビゲーション、音楽、写真、ビデオ)を強調したものになっている。さらに、Appleのすぐ後を追ってMotorolaが米国でLinuxベースのRAZR2 V8を発売したことで、新たな携帯端末どうしで世間の注目の奪い合いが始まり、その状況は今なお続いている。果たしてLinuxは競争力のあるプラットフォームとなり、オープンソースをこの携帯電話市場の表舞台に押し出したのだろうか。

Nintendo DS(Lite)でオープンソース系ソフトウェアを使用する

 Nintendo DSは秀逸なゲーム機だが、このデバイスの能力はそれだけに限定されるものではない。ハッカー達の手にかかれば、Nintendo DSをオープンソース系ソフトウェアの実行プラットフォームとして利用するだけでなく、スリムダウン版でよければLinuxさえも動かすことが可能なのだ。ここでは、Nintendo DSをオールラウンドな携帯式コンピューティングデバイスに変貌させるために必要な、いくつかのオープンソース系アプリケーションを紹介することにしよう。

Nokiaタブレット端末にSkype機能と改良カーネルを提供するMaemo 3.2

 今週末、Nokiaはタブレット型インターネット端末N800向けの最新のアップグレードをひっそりと発表した。正式名はInternet Tablet OS 2007 Editionバージョン4.2007.26-8だが、オープンソース界の支持者たちからはMaemo 3.2と呼ばれるこの最新版では、待望のLinuxカーネルの変更、バッテリ持続時間の向上、そして広く普及しているソフトフォンSkypeなどアプリケーションソフトウェアの目立った更新が行われている。