インテル、モバイル機器向け新プロセッサブランド「Atom」発表

 インテルは2008年3月3日、新しいモバイル向け低消費電力プロセッサのブランド「インテル Atom プロセッサー」を発表した。Core 2 Duoの命令セットとの互換性を維持しながら、大幅な省電力化を実現したという。第2四半期(4~6月)に製品発表し、合わせて採用製品が市場に登場する見込み。

 これまで開発コード名「Silverthorne」「Diamondville」と呼ばれていたもので、最新のHi-kメタル・ゲート採用45nmプロセス技術で製造する。熱設計電力(TDP)は0.6~2.5W程度で、現在主流のノートPC向けCore 2 Duoの最大35Wから大幅に軽減した。

 クロック周波数は最大1.8GHz。シングルコア構成だが、Pentium 4のハイパースレッディング技術を採用し、マルチスレッド処理が可能という。

 同時にインテルは、モバイル・インターネット・デバイス(MID)プラットフォーム向けのブランド「インテル Centrino Atom プロセッサー・テクノロジー」を発表した。【鴨沢 浅葱/Infostand】

インテル
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