The Linux Foundationが、先月サンフランシスコで開催された「We’re Linux」ビデオコンテスト入賞作品の日本語字幕付き版を公開した。「What does it mean to be free?(自由であることとは)」および「The Origin(全ての起源)」、「Linux Pub(心肺停止のシステムを蘇らせるのはLinux)」の3作品に日本語の字幕が付けられて公開されている。
Mozillaのカンファレンス「Mozilla Party JP 10.0」5月30日開催
日本のMozillaコミュニティ「もじら組」は、テクニカルカンファレンス「Mozilla Party JP 10.0」を2009年5月30日に開催する。2000年から毎年開いているイベントで、今回が10周年記念となる。事前登録不要で、参加費無料。
「Linux.com」がリニューアルオープン、ブログサービスや活動に対するポイント付与などを展開
Linuxを推進する非営利団体Linux Foundationは5月13日(米国時間)、Webサイト「Linux.com」のローンチを発表した。Linuxユーザーと開発者を結びつけることを目標に、コミュニティやニュースなどさまざまな機能を揃えた。
米OracleによるSun買収で懸念されるMySQLの将来──Oracle社長はコミットを強調
米Oracleが4月20日に米Sun Microsystemsの買収を発表して以来、オープンソースコミュニティの間では、「MySQL」などSunが抱えるオープンソース資産の将来に関して憶測が流れている。これについて、OracleのCharles Phillips社長は多くを継続を示唆する旨を明らかにしたという。
フリーソフトウェア/オープンソースに最も貢献した10人
「フリーソフトウェア/オープンソースに最も貢献した10人」(10 Individuals who have contributed the most to FOSS)という、何だかずいぶん怖い物知らずな記事をl2admin.comが書いている。そのうちカミソリ入りの手紙でも送りつけられないかと心配だ。
Apache、AMQPのオープンソース実装「Qpid」をトップレベルプロジェクトに昇格
Apache Softwaer Foundation(ASF)は3月4日、Advanced Messaging Queuing Protocol(AMQP)ベースのメッセージ実装プロジェクト「Apache Qpid」をトップレベルプロジェクト(TLP)に昇格することを発表した。
openSUSEも固定リリースサイクルを採用、8カ月おきリリースへ
米Novellが支援するopenSUSE Projectは3月5日、次期版「openSUSE 11.2」の開発ロードマップと今後のリリースポリシーを発表した。今後8カ月の固定リリースサイクルに移行し、次期バージョン11.2は今年11月にリリースするという。
Linux.comがLinux Foundationの下でコミュニティサイトとして再オープンへ
Linuxを推進する非営利団体のThe Linux Foundationは3月3日(米国時間)、米SourceForgeから「Linux.com」のドメインを取得し、コミュニティサイトを立ち上げることを発表した。現在、「IdeaForge」として、新サイトの方向性に関して意見やアイディアを募集している。
誰でもできるOpenStreetMapへの貢献法
OpenStreetMap(OSM)プロジェクトについては本サイトでも過去に何度か取り上げてきたが、貢献者としての参加法については言及してこなかった。旅行シーズンに限らず、OSMなどの地図をたよりに旅の計画を立てるというのは誰でも行う作業だろう。こうしたOSMプロジェクトに今度は自分から協力したいという場合、GPS(Global Positioning System)デバイスはおろか方位磁石すら所持していない人間であっても、様々な貢献法が存在するのだ。
Jimmy Wales氏、Wikipedia英語版に編集モニタリング機能の導入を提案
オンライン百科事典プロジェクト「Wikipedia」の創設者、Jimmy Wales氏が、英語版のWikipediaに「Flagged Revision」(フラグ付き改定)という編集チェック機能を導入することを提案している。コミュニティの60%が賛同しているという。
Wikimedia、「Wikipedia」のライセンス変更についての計画草案を発表
オンライン百科事典プロジェクト「Wikipedia」を運営する非営利団体Wikimedia Foundationは、Wikipediaが利用するライセンスの変更計画草案を公開した。2月はじめまでに計画を固め、既存コンテンツの変更について貢献者の投票を開始する意向だ。
気分はもう心理戦
最近のBBCの記事で、中国の「50セント軍団」(50 Cent Party, 50 Cent Army)について触れられていた。日本ではあまり耳にしない名称だが、すでにWikipediaのエントリにもなっており、海外のブログ界ではそれなりに議論の対象となっているようである。
高品質なフリー・ドキュメントの作成を目指すFLOSS Manuals
フリー/リブレ/オープンソース・ソフトウェア(FLOSS)の弱点の1つに挙げられるのがドキュメントだ。そんな状況の改善を目指しているのが、FLOSS Manualsというプロジェクトである。フリーソフトウェア向けに、高品質なフリーのドキュメントを作成することを目的としたプロジェクトだ。
スピーク・アップ!
とうとう2009年になってしまった。新年最初のコラムである。今年もよろしくお付き合いください。
ハッカーと懸賞金
オープンソース開発に懸賞金をかけると言うと、真っ先に思い浮かぶのがGoogle Summer of Codeだ。とは言え数年前にはGNOME(というかNovell)も似たようなことをやっていたし、他にもいろいろある。
なぜGNU/Linuxは普及しないのか
以前Netbookの話を取り上げたが、元々私が個人的に注目していたのは、Netbookそのものの可否よりもNetbookがGNU/Linuxデスクトップのコンシューマ市場へ本格的に進出する起爆剤になるかどうかであった。現状のNetbookの貧弱な処理能力ではWindows Vistaは重いし、かといってXPはもう古い。そこでGNU/Linuxの出番ということになる。
Spamhausの対抗馬となるフリーのスパム対策サービスがBarracudaから登場
DNSBL(Domain Name System Block List、RBL(Realtime Blackhole List)ともいう)を利用したスパム対策の分野では、かなり前からSpamhausが代表格となっている。だがSpamhausは、今では100%フリーなサービスではない。小規模の非営利団体であっても、DNSBLデータフィード・サービスの使用料として、少なくとも年250ドルを支払う必要がある。しかしここへ来て、Spamhausの対抗馬となるフリーなサービスが新たに登場した。Barracuda Reputation Block List(BRBL、読みは「バーベル」)だ。提供元は、オープンソース関連企業としても名の知れたBarracuda Networksだ。同社CEO(最高経営責任者)であるDean Drako氏によると、今後も同サービスを有料化する予定はないという。「確かにBRBLの運営には多少のコストがかかる。だが、当社からの感謝の意を示したり、評判を集めたり、このサービスを提供している当社についての認識が広まったりといった面で、長い目で見て当社にプラスになると思う」と同氏は話す。
コミュニティの結束力を高めるUbuntu主催のFOSSCamp
6か月ごとにさまざまな開催地で開かれる1週間にわたるUbuntu Developer Summit(UDS)は、Ubuntuの次期リリース版について議論する場である。一方、ほとんど宣伝されることのないFOSSCampは、必ずその直前の週末に開催される。アンカンファレンス(un-conference)であるFOSSCampにはプログラムは存在せず、招待講演者もなく、お金もかからない。マニアックなWoodstock(1969年に開かれたロックコンサート)のようだがそれよりも小規模なこのUbuntuのイベントが、つい先ほど開催された。
メーリングリストの死
Mandriva Linuxというと、私などは旧名のMandrakelinuxのほうに馴染みがあるのだが、まあそれはともかく老舗のGNU/Linuxディストリビューションの一つである。Ubuntuが出てくる前の2004年ごろには最も注目されていたディストリビューションであり、現在でもヨーロッパや(ブラジルのConnectivaを買収・合併したので)南米を中心に根強い人気を誇っている。
ソフトウェア定義シリコンの英XMOS、コミュニティサイトを立ち上げ
ソフトウェア定義シリコン技術の英XMOS Semiconductorは12月5日(英国時間)、開発者コミュニティサイト「xlinker.org」を立ち上げたことを発表した。自社技術に関する知識を共有したり、コードレポジトリを作成する場を目指すという。