The Linux Foundation、「We're Linux」ビデオコンテスト入賞作品を日本語訳付きで公開

 The Linux Foundationが、先月サンフランシスコで開催された「We’re Linux」ビデオコンテスト入賞作品の日本語字幕付き版を公開した。「What does it mean to be free?(自由であることとは)」および「The Origin(全ての起源)」、「Linux Pub(心肺停止のシステムを蘇らせるのはLinux)」の3作品に日本語の字幕が付けられて公開されている。

誰でもできるOpenStreetMapへの貢献法

 OpenStreetMap(OSM)プロジェクトについては本サイトでも過去に何度か取り上げてきたが、貢献者としての参加法については言及してこなかった。旅行シーズンに限らず、OSMなどの地図をたよりに旅の計画を立てるというのは誰でも行う作業だろう。こうしたOSMプロジェクトに今度は自分から協力したいという場合、GPS(Global Positioning System)デバイスはおろか方位磁石すら所持していない人間であっても、様々な貢献法が存在するのだ。

Spamhausの対抗馬となるフリーのスパム対策サービスがBarracudaから登場

 DNSBL(Domain Name System Block List、RBL(Realtime Blackhole List)ともいう)を利用したスパム対策の分野では、かなり前からSpamhausが代表格となっている。だがSpamhausは、今では100%フリーなサービスではない。小規模の非営利団体であっても、DNSBLデータフィード・サービスの使用料として、少なくとも年250ドルを支払う必要がある。しかしここへ来て、Spamhausの対抗馬となるフリーなサービスが新たに登場した。Barracuda Reputation Block List(BRBL、読みは「バーベル」)だ。提供元は、オープンソース関連企業としても名の知れたBarracuda Networksだ。同社CEO(最高経営責任者)であるDean Drako氏によると、今後も同サービスを有料化する予定はないという。「確かにBRBLの運営には多少のコストがかかる。だが、当社からの感謝の意を示したり、評判を集めたり、このサービスを提供している当社についての認識が広まったりといった面で、長い目で見て当社にプラスになると思う」と同氏は話す。

コミュニティの結束力を高めるUbuntu主催のFOSSCamp

 6か月ごとにさまざまな開催地で開かれる1週間にわたるUbuntu Developer Summit(UDS)は、Ubuntuの次期リリース版について議論する場である。一方、ほとんど宣伝されることのないFOSSCampは、必ずその直前の週末に開催される。アンカンファレンス(un-conference)であるFOSSCampにはプログラムは存在せず、招待講演者もなく、お金もかからない。マニアックなWoodstock(1969年に開かれたロックコンサート)のようだがそれよりも小規模なこのUbuntuのイベントが、つい先ほど開催された。

メーリングリストの死

Mandriva Linuxというと、私などは旧名のMandrakelinuxのほうに馴染みがあるのだが、まあそれはともかく老舗のGNU/Linuxディストリビューションの一つである。Ubuntuが出てくる前の2004年ごろには最も注目されていたディストリビューションであり、現在でもヨーロッパや(ブラジルのConnectivaを買収・合併したので)南米を中心に根強い人気を誇っている。