Webアプリケーションフレームワーク「Grails 1.3」リリース
米SpringSource(米VMware傘下)は5月11日、Webアプリケーション開発フレームワークの最新版「Grails 1.3」をリリースした。「Groovy 1.7」に対応するなど、多数の新機能や機能強化が図られている。
Grailsは、Java仮想マシン向けプログラミング言語Groovyの上に作成したWebアプリフレームワーク。堅牢性を特徴とし、高速にアプリケーションを構築できる。
最新版は、2009年12月に公開した「Grails 1.2」以来のメジャーアップデートとなる。Groovy 1.7に対応、匿名内部クラス/ネストクラスやAST変換、power assertsといったGroovyの新機能を利用できる。
そのほか、ユニットテスト機構「JUnit 4」のサポートや旧バージョンのテストとの後方互換性もある。モジュラープラグイン開発を改善し、プラグインで「Maven」をサポートしたほか、「Ivy DSL」を利用して、プラグインの依存性を宣言できるようになった。GORM(Grails Object Relational Mapping)でオブジェクトの修正を確認するメソッドも追加されている。
開発チームによると、Grailsで利用できるプラグインは400以上あり、今後数カ月でNoSQL、クラウド、性能モニタリングなどのプラグインが登場する予定という。
米SpringSource
http://www.springsource.com/
「Grails 1.3」ダウンロード
http://grails.org/Download