Ajax GUIフレームワークの最新版「Qooxdoo 1.2」が公開

 JavaScriptベースのRIA開発フレームワーク「Qooxdoo」開発チームは8月4日、最新版「Qooxdoo 1.2」を公開した。多数のアイテムを処理できる機能が実験的に加わり、マニュアルも強化されている。

 Qooxdooは、CSSやHTMLの知識なしにデスクトップアプリケーションのようなユーザーインターフェイスを開発できるというJavaScriptベースのAjax GUIフレームワーク。ChromeやFirefox、Internet Explorer、Operaなど主要Webブラウザに対応する。

 最新版ではドキュメントが整理され、HTMLやPDF形式でマニュアルが提供されるようになったほか、新機能「Virtual List」が実験的に導入された。qooxdooのデータバインドレイヤを活用し、非常に多量のアイテムを管理できるという。また、qooxdooを用いて開発されたアプリケーション向けのデバッグツール「Inspector」に「Salenium」ウィンドウが追加され、開発したQooxdooアプリケーション向け自動テストを容易に作成できるようになったという。この機能も実験的と位置づけられており、ユーザーのフィードバックを得て開発を進めていくとのこと。そのほか、「API Viewer」の強化や200件以上というバグ修正も加わった。

 最新版はQooxdooのダウンロードページより入手できる。ライセンスはGNU Lesser General Public License(LGPL)とEclipse Public License(EPL)を採用する。 コミュニティは同時に、1.1系のバグ修正版となるバージョン1.1.1も公開している。

Qooxdoo
http://qooxdoo.org/

ダウンロード
http://qooxdoo.org/download