「Groovy 1.8」リリース

 4月27日、Java仮想マシン向け動的スクリプト言語「Groovy 1.8」の正式版が公開された。プロジェクトのWebサイトより入手できる。

 Groovyは米SpringSourceの支援の下オープンソースで開発されているJavaプラットフォーム向けの動的言語で、Javaとの親和性の高さなどを特徴とする。バージョン1.8は、2009年12月に公開された1.7以来のリリースとなる。

 Groovy 1.8ではドメイン固有言語(DSL)オーサリング、コンパイルタイムメタプログラミングなどの機能が特徴。コマンドチェインが容易になり、@Log、@Fieldなど多数のAST変換が加わった。ビルトインのJSONサポート機能を持ち、XMLと同様のパーシングなどを行える。GroovyべースのDSLを利用して並列処理を行う「GPars(Groovy Paralle Systems) 0.11」もバンドルした。

 実行パフォーマンスやクロージャも改善されている。次期版(バージョン1.9)でのJDK 7(Project Coinなど)連携に向け、バージョン1.8ではダイアモンド演算子に対応した。

Groovy
http://groovy.codehaus.org/

ダウンロード
http://docs.codehaus.org/display/GROOVY/Download