IBM、Web 2.0技術を企業向け製品に本格採用――「Web 2.0 Goes to Work」構想の下、SNSツールなどを提供

 米国IBMは6月19日、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)やマッシュアップといった、いわゆるWeb 2.0技術を本格採用した企業向けソフトウェア製品群を発表した。これらの製品は、同社が新たに打ち出した「Web 2.0 Goes to Work」構想の一翼を担うものとなる。

日本オラクル、「エンタープライズ・マッシュアップ」を実現する統合スイート「WebCenter」を発表――Web 2.0の特徴であるマッシュアップの手法を、企業向けアプリケーションに適用

 日本オラクルは6月18日、「エンタープライズ・マッシュアップ」を実現する統合スイート製品「Oracle WebCenter」を発表した。SOA(サービス指向アーキテクチャ)ベース・システム構築のためのミドルウェア製品群「Oracle Fusion Middleware」内における新コンポーネントとして、6月19日より順次提供が開始される。

Webサイトをトラッキングする簡単なスクリプト

 多くのWebサイトにはコンテンツが更新されたことを知らせてくれるRSSフィードやニュースレターの購読機能があるが、残念ながら、依然としてこの機能を持たないWebサイトも相当な数にのぼる。そうしたWebサイトの更新は、どのようにして知ればよいのだろうか。そこで今回は、このタスクを自動化してくれるシェルスクリプトを作ることにする。

XMLコンソーシアム、企業システム向けWeb2.0提言書を公開

 XMLコンソーシアム(会長:鶴保征城 情報処理推進機構ソフトウェアエンジニアリングセンター所長)は2007年6月15日、企業情報システムでのWeb 2.0実装の手引きをまとめた「エンタープライズ・システムのためのWeb 2.0」提言書を発表した。同コンソーシアムのWeb 2.0部会およびWebサービス実証部会の活動成果がベースで、Webで公開している。

ハウツー:Google Map Image Cutterを使って大きな画像を公開する

 GMIC(Google Map Image Cutter)は、自動的に画像を分割し、タイル状に配置し、Google Mapsブラウザ内で表示できるようにするフリーソフトウェアのプログラムだ。GMICを使用すると、パノラマ写真や非常に大きな画像をウェブページに埋め込むことができるので、閲覧者は好きなだけ細部を拡大表示したり、マウスを使ってパンしたりスクロールしたりすることができる。

KDDI研究所、携帯電話を使った農作物生産管理・情報公開システムの実証実験

 KDDI研究所(秋葉重幸所長)は5月29日、農業分野でのICT(情報・通信技術)ニーズに対応するため、「携帯電話による農産物生産管理サービスと専用ブログによる生産情報公開サービス」を提供するシステムを開発し、同システムを活用した実証実験を栃木県立宇都宮白楊高等学校(柴田富男学校長)と共同で5月初旬から開始したと発表した。

Open Web Analytics:WordPress用のアクセス解析プラグイン

 WordPressは高機能な「個人出版」用プラットフォームだが、トラフィック解析に関する機能はほとんど提供していない。そこでトラフィックのパターンを研究して、訪問者がどういう人たちで何を見に来ているのかについてもっと把握したいなら、OWA(Open Web Analytics)を試してみよう。OWAは、サイトのトラフィックに関する豊富な情報を提供してくれる、使いやすいWordPress用のプラグインだ。

Tiny Tiny RSS:とても便利なRSSリーダー

 Tiny Tiny RSS(TT-RSS)は、小さくて優れたウェブベースのRSSアグリゲータだ。TT-RSSは軽量であるにも関わらず、AJAX化されたインターフェース、マルチユーザモード、タグ、コンテンツフィルタ、モバイルデバイス用の軽量インターフェースなど多くの気の利いた機能を備えている。