ソースネクスト、Web上で利用できる無料オフィスソフト、β版の提供を開始

 ソースネクスト(松田憲幸社長)は5月14日、米ThinkFree社と提携し、Web上で利用できる無料オフィスソフト「ThinkFree てがるオフィス」のβ版の公開を同日から開始したと発表した。9月には正式版の公開を行う予定。松田社長は「08年9月までに100万人、10年9月までに400万人の登録ユーザーを獲得する」と意気込みを語った。

Mugshot:オープンソース形式のソーシャルネットワーキングサービス

 オープンソースのビールや乗用車、写真処理サービスまでが登場する昨今、Red Hatがオープンソースソフトウェアを活用してソーシャルネットワーキングサービスを運営していても何の不思議もない。このプロジェクトはMugshotと呼ばれ、Red Hatによる正式な説明では「エンターテインメントにまつわる本物のソーシャルな体験を生み出すオープンプロジェクト」となっている。ピンとこないかもしれないが、便利なサービスであることは確かであり、その利用によってさまざまなことが可能になる。

Apollo、JWS、XUL、etc. デスクトップとインターネットを統合するWebtopソフトウェアの開発環境を比較する

 最近、AdobeがApolloというコードネームを持つクロスプラットフォームのWeb対応ランタイム環境を発表してメディアを賑わせた。この環境により、開発者は、Webのコンテンツを利用しながらも直接デスクトップ上で動作するアプリケーションを開発できる。Adobeは、Flash、Flex、HTML、Ajaxといった既存テクノロジの活用を目指してApolloを構築している。Apolloは素晴らしいコンセプトだが、新しいアイデアではない。2001年にはSun MicrosystemsがJava Web Startをリリースしており、Mozilla FoundationはFirefox開発時にXULを生み出している。この市場への参入を図る新興企業も何社かある。各社の製品はすべて、Webアプリケーションをデスクトップで実行するという同じ狙いで作られている。

Googleの秘密──検索結果ランキングの“隠し味”に迫る──SEO専門家を悩ませるトップ検索エンジンの謎

 Googleのランキング・アルゴリズムには“隠し味”がある──こう指摘するSEO(検索エンジン最適化)の専門家は少なくない。検索結果の順位を左右する要素を洗い出し、顧客のサイトを上位にランクインさせるのが仕事の彼らでさえ、Googleにはまだわからないところが多いと口をそろえる。本稿では、Googleの最高機密とも言えるランキング・アルゴリズムに迫ってみたい。

Webサービスのセキュリティ仕様「WS-I BSP」の最終版が公開――IBM、Microsoft、Novell、Oracle、SAPが相互運用性をデモ

 Web Services Interoperability Organization(WS-I)は4月3日、Webサービスのセキュリティと相互運用性を実現するためのガイドラインとなる「WS-I Basic Security Profile(BSP) 1.0」の最終版を公開した。同仕様は、Webサービス構築のためのガイドライン「WS-I Basic Profile 1.1」に基づいて策定されている。

ウェブベースのアプリケーションをオフラインでも

Web 2.0の教えによれば、もはやデスクトップアプリケーションのことは忘れて、AJAX化されたブラウザベースのアプリケーションを使うべきだという。というのもウェブアプリケーションなら、インターネットへの高速接続さえあれば、どのOSからでもどこにいても利用することができるからだ。けれども、オンラインでいられないときにはどうすれば良いのだろうか?FirefoxやOperaなどのブラウザでは今、この問題を解決すべく、アプリケーションをいつでもどこでもオフラインで実行できるようにするための取り組みが進んでいる。

OpenOffice.orgのWriter文書をウェブで出版

OpenOffice.orgにはWriter文書をHTML/XHTMLにエクスポートする機能があるものの、きれいなHTMLファイルに変換するという観点からは満足な状態にあるとは言えず、最も単純な部類のWriter文書でさえも冗長でわかりにくいHTMLに変換されてしまう。また元のレイアウトを忠実に再現しようとしているものの、完璧とはほど遠い結果であることも多い。さらに言えば、今日ではブログやwikiがウェブの主役だというのに、HTMLページを静的に出版するというのはあまりにも90年代っぽい話ではないだろうか。それならば、Writer文書をきれいなHTMLページやwiki文法のテキストファイルへ変換したい場合には、どのような選択肢があるのだろうか?実は、かなり多くの選択肢があるのだ。