今月、CodeWeaversは同社Windows互換環境の主力製品のバージョン6.0を発表した。今回からCrossOver Linuxという名になったこの最新バージョンは、初めてゲームに正式対応している。対応アプリケーションの増加とゲーム領域への進出により、CrossOver Linux 6は、職場や学校のWindowsアプリケーションに戸惑うLinuxユーザにとって素晴しい選択肢の1つとなった。
本日(1/15)、独Innotekが自社のVirtualBoxをオープンソース化したことで、仮想化ソフトウェアの市場はますますFLOSS(Free/Libre and Open Source Software)優勢へと傾いた。オープンソース版として登場したVirtualBox Open Source Edition(OSE)は、32ビット版WindowsおよびLinuxホスト上で動作し、数々のゲスト・オペレーティングシステムをサポートしている。
User Mode Linux(UML)を使えば、ホスト側LinuxカーネルのユーザモードプロセスとしてLinuxカーネルを実行することが可能であり、1台の物理的ハードウェア上で複数の独立した仮想マシンを容易に実行できる。本稿ではこのUMLに注目し、1台のハードウェアで複数のLinuxを楽しむ方法やカーネルを簡単にデバッグできる方法を紹介する。