米シマンテック、VMware対応の「VCServer 5.0 for VMware ESX」
「VCS for VMware ESX」は、ビジネス継続性を確保するために、アプリケーションのフェールオーバーを自動化し、クラスタ化した仮想および物理サーバーを管理するソフトウェア。アプリケーションや仮想マシン、ネットワークリンク、サーバーの障害発生時のダウンタイムを短縮し、1台のESXサーバーまたは構内やWAN全体のクラスタ管理を集中して処理する。
VMware仮想サーバー環境のリモートフェールオーバーを簡略化して自動化することで、仮想マシンまたはアプリケーション障害に対して保護を提供し、可用性を実現するアプリケーションやリソース、サーバーの監視を可能にする。また、アプリケーションやネットワークストレージ、仮想リソース、仮想サーバーおよび物理サーバーの障害からの自動リカバリーを実現する。単一コンソールからの仮想および物理リソースとサーバーの集中管理が可能。さらに、実稼働環境に影響を与えずにアプリケーションのフェールオーバーとデータのレプリケーションを統合する、ディザスタリカバリーの包括的なテストを行える。
さらに、VMwareのVMotionとDistributed Resource Scheduler(DRS)を認識し、シームレスに相互運用することで、VMwareの高度な機能を最大限に活用できる。計画保守のためにVMotionを使用して仮想マシンを別のサーバーに移動した場合でも、その移動を認識、必要な処理を行ってクラスタの状態を更新する。VMwareの負荷最適化機能「DRS」とも互換性がある。
このほか、仮想サーバーに追加の保護を提供する「Fire Drill」という機能があり、この機能を使用ことで、実稼働環境に影響を及ぼさずにディザスタリカバリーの計画と構成を検証できる。サーバーの場所が頻繁に変わる仮想環境でも、Fire Drillは移動するサーバー、サーバーの構成および依存関係のリンクを監視して追跡するのに役立つ。
シマンテック=http://www.symantec.co.jp/
提供:BCN