米IBMと米インテル、マルチプロセッサー・サーバーの仮想化促進で提携

 米IBMと米インテルは、インテル・ベースのサーバー分野でも仮想化技術が広く浸透してきたことを受け、企業のデータ・センター向け仮想化サーバーの選定、導入、評価方法の改善を目指し、共同の取り組みを開始した。

 最初に「vConsolidate」と呼ぶ、新しい仮想化のベンチマーキング技術を両社で開発。データベース、メール、Web、JAVAのワークロードなどを稼働させ、サーバー・パフォーマンスのシミュレーションを行うもので、業界標準団体にも提案する。

 また両社は「VMware Infrastructure Sizing Guide」を作成、サーバー稼働率の目標や、アプリケーション運用に必要な仮想サーバーの総数、および演算のワークロードと目標をサポートするのに必要な物理サーバーの台数について、提案を行うツールも開発した。

 さらに、ユーザーの仮想化を支援するため、IBMでは07年初めに「仮想化リソース・センター(VRC)」を開設する。VRCでは、個別の概念実証のためのアプリケーション・テストを通じて、サーバーを導入したときのメリット検証の支援も行う方針。

日本IBM=http://www.ibm.com/jp/
インテル=http://www.intel.co.jp/

提供:BCN