ダウンしたサイトの復旧を通知してくれる「Mr Uptime」拡張

 テレビやラジオなどのマスメディアでWebサイトが紹介された場合、その影響力の大きさに驚くことがある。個人のWebサイトが雑誌などで紹介されただけでも普段よりアクセスが上がったりするが、これがテレビ番組やニュースサイト、人気ブログなど、視聴者・アクセス数が多い媒体で紹介された場合はどうだろうか。アクセスが集中してしまい、非常に重たくなるか、最悪の場合はサーバーがダウンしてしまって見ることすら叶わなくなる。こういう場合、一時的な障害であることが多いので、時間をずらしてアクセスすればたいていは閲覧が可能となるが、いちいち自分で確認しにいくのも面倒だし、そこでまだダウンしていて閲覧できなかった場合は、アクセスするのを諦めてしまうことだってあるかもしれない。

拡張機能の個別設定をバックアップできる「OPIE」拡張

 Firefoxの環境をバックアップするアドオンとして、「FEBE(Firefox Environment Backup Extension)」を先日紹介した。しかし残念ながら、FEBEではバックアップが取ることができないものがある。それは、アドオンの個別設定だ。FEBEでは、アドオン本体のバックアップは取れるのだが、それぞれのアドオンの個別設定まではバックアップが取れないのだ。もし、それぞれのアドオンの個別設定を、デフォルトのままで利用しているというのならば、それでもまったく問題はない。しかし、自分が使いやすいようにカスタマイズして利用していた場合、FEBEでバックアップした内容をリストアしたとしても、同じように使うためには、また設定をし直さなければならないということになる。多くのアドオンをインストールしていた場合は、かなり手間がかかってしまうし、面倒だ。そこで登場するのが、FEBEと同じ作者の手による「OPIE(Ordered Preference Import/Export)」というアドオンなのだ。

「FEBE」拡張でFirefoxの環境をまるごとバックアップ

 Firefoxの真骨頂は、豊富に存在する拡張機能などのアドオンや、様々な設定を行い、自分好みのブラウザに調教できることだろう。しかし、それだけに困ったことがある。それは、2台目のサブマシンや、新しいPCを導入した時など、一から環境を構築しなくてはならないということだ。アドオンを検索してインストールし直したり、ユーザー名やパスワードなどを再び入力して、記憶させたり……使い慣れた環境をもう1つ構築するというのは、簡単なようで難しい。一度設定してしまえば、改めて設定することはほとんどないため、意外と忘れてしまいがちだからだ。

Firefoxで簡単にTwitterを表示・更新できる「TwitterFox」拡張

 Twitterはミニブログとも言われ、140文字までの短いメッセージを書いたり、他のユーザーのメッセージを読んだりできるWebサービスである。その気軽さと、“つぶやき”と呼ばれるメッセージを通じて、面白いニュースや話題が見られるということで、数多くのユーザーに利用されている。Twitterを使いこなすための様々なツールが作られていて、あらゆるシーンで使えるようになっているのも魅力の一つ。携帯電話からの投稿も可能なことから、マスメディアよりも早く情報を知ることもできるくらいなのだ。

リンクからリダイレクトを除去する「Redirect Remover」拡張

 Webサイトを巡回する時、ブックマークから訪れることもあるが、Webページからのリンクをたどっていくことが多いだろう。通常は、目的のページへとすんなりと遷移するのだが、少し手間がかかるケースがある。リンクをクリックすると、直接そのWebページが開くのではなく、いったん別のページが開いてから、目的のページへ移動するという経験をしたことはないだろうか。

サイドバーからGoogleマップを検索できる「Mini Map Sidebar」拡張

 ビジネスシーンやプライベートなどで、初めての場所へ出向く場合に便利なのが、住所や駅名などを検索するだけで地図を表示してくれる地図検索サービスだ。地図だけでなく、周辺情報なども与えてくれる生活に欠かせないツールとして定着しつつある。Googleマップは、代表的な地図検索サービスの1つだが、普通はGoogleもしくはGoogleマップのページを開いてから利用することになる。このGoogleマップを、もっと使いやすく便利にしてくれるのが、「 Mini Map Sidebar 」というFirefoxのアドオンだ。

フォームの入力内容をリカバリできる「Lazarus: Form Recovery」拡張

 今回紹介する「 Lazarus: Form Recovery 」はテキストフォームへの入力トラブルを防いでくれるFirefoxアドオンだ。アンケートやブログのエントリー/コメント、BBSなど――Webページ上のテキストフォームにテキストを入力するということは、意外と多いものだ。入力している最中に、何らかの拍子でブラウザやPCがフリーズ、もしくはクラッシュしたり、サーバーエラーが生じたりして、すでに入力済みだった内容が消えてしまったことはないだろうか。特に、ブログのエントリーなど、比較的長い文章を書いていてあと送信するだけ――という段階でトラブルに遭遇して一瞬にして内容が消えてしまうと……その喪失感というか、意気阻喪は、計り知れないものがある。考えながら書いていると、消えてしまった瞬間に同じものは二度と書けなくなってしまう。そして、結局ブログの更新そのものをやめてしまったり、消えてしまったので書けません、などと報告する羽目になってしまう。誰もが一度は経験していることかもしれない。

ワンクリックで検索結果ページに瞬時に戻れる「Back to Google」拡張

 GoogleでWeb検索すると、たいていは検索結果が複数ページに渡って表示される。この検索結果ページからWebページへと遷移する際に、どのような行動をしているだろうか。検索結果ページから、そのうちのどこかのWebページへと進んで、いくつかページを見た後に、再び検索結果ページに戻って別のWebページへ……という使い方をしている人は多いのではないだろうか。求めたい情報がすぐに出てきた場合はいいが、そうでない場合は、検索結果に出てきたWebサイトと、検索結果ページとを頻繁に行き来することになる。

さまざまな言語のWebサイトを翻訳できる「FoxLingo」拡張

 Webサイト巡っていると、日本語でも多くの情報を入手することが可能だが、それでは物足らなくなってくる。やはりインターネットの醍醐味は、日本に居ながらにして世界中の情報が手に入ることだろう。しかし、そのためには、英語をはじめとする外国語が分からないと話にならない。外国語はサッパリ苦手で……という人でも、ネット上には、ページ翻訳やテキスト翻訳をしてくれるWebサービスは複数あるため、それらを利用すれば、完璧ではなくとも大まかな内容を理解することは可能だ。

WebページのPDF化も可能な「PDF Download」拡張

 最近では企業のWebサイトに掲載されるプレスリリースなどの文書が、PDFファイルで公開されることが多くなってきた。作成したドキュメントを異なる環境のコンピュータでも元のレイアウト通りに表示・印刷できるPDFファイルは、印刷物と同様なレイアウトの電子文書を公開する方法として広く普及している。しかし、便利な反面、不便な点もある。例えば、サイズの大きなPDFファイルを、うっかり開いてしまった場合だ。小さなファイルならばそんなに問題はないが、大きなファイルだった場合、読み込み、展開に時間がかかってしまうことがある。下手をすると、ブラウザが固まってしまうことだってあるのだ。

「Open IT Online」拡張でWeb上のオフィス文書をオンラインサービスで開く

 Web上には、通常のWebページ以外にもオフィス文書などのドキュメントが公開されているケースがある。例えば、報告書や統計などといった類だ。これらの文書を閲覧する場合、ファイルをダウンロードしてMicrosoft Officeなどで開くという手順を踏むことになる。Firefoxでは「次のファイルを開こうとしています」というダイアログが出るので、そこから「プログラムで開く」の「Microsoft Excel(既定)」などや、「ファイルを保存する」を選択している人がほとんどのはずだ。

不完全なURLも自動的にリンクに変える「テキストリンク」拡張

 たいていのWebページには、ページ内外へリンクが張られているのが普通だ。しかし、掲示板やブログなどでは、通常のリンクを張らずに、URLをそのまま貼り付けてあることがけっこうある。ただリンク形式になっていないというだけならば、URL文字列をアドレスバーへコピー&ペーストすれば、Webページを表示させることが可能だ。それにしても、せっかくのWebなのにURLを書いてもリンクを張らないというのはどうかと思ってしまうが、相手先のことを考えたりした場合に、ワザとハイパーリンクは張らないというケースもあるのだろう。

Webページのローカル保存に便利な「ScrapBook」拡張

 Webページを巡回していると、そのページを保存したい、収集したいと思うことがある。その際には、Firefoxのページ保存機能を使ったり、以前紹介した「Pearl Cresent Page Saver Basic」を使ってキャプチャするなどという方法がある。しかし、Webページ全体を取り込んでおきたいという欲求に答えるには、これらでは少々物足らない。リンク先も含めたWebページを保存するには、別なツールが必要となる。そこでオススメしたいのが、「 ScrapBook 」というアドオンだ。

「Sage-Too」拡張でFirefoxを高機能RSSリーダーに

 今回はFirefoxに強力なRSSリーダー機能を追加する「 Sage-Too 」を紹介する。最近は、RSSやAtomなどのフィード配信をしているWebサイトが増えてきた。それらに加えて、元々、フィード配信を備えているブログが流行し、多くの芸能人、著名人などもブログを開設しており、それらをチェックしているという人も多いかもしれない。

Google検索に的をしぼったFirefoxアドオン「Googlebar Lite」

 Firefoxユーザーの中には、Googleを利用している人も多いだろう。FirefoxでGoogleのサービスを使い倒したいというユーザーには、以前紹介した「Google Toolbar for Firefox」を入れているという人も多いはずだ。このツールバーを導入することで、Googleが提供するあらゆるサービスを、Firefoxから簡単に利用することができるようになる。ところが、Google Toolbar for Firefoxは高機能な分だけ、Firefoxに負荷をかけてしまうアドオンにもなっている。中には、Google Toolbar for Firefoxの利用をやめたら、Webページの表示が早くなったと言う人もいるくらいだ。機能が増えればその分便利となるが、同時に不便な部分も生じてしまうのだ。

「Automatic Save Folder」拡張でドメインや拡張子別にダウンロード先を指定する

 Webを閲覧していると、アプリケーションをダウンロードしたり、画像などを保存したりすることがあるだろう。その際、保存先を指定するダイアログが表示されるわけだが、そこで表示されるフォルダは基本的に前回ダウンロードした場所になっているはずだ。もちろん、同じ場所に保存するなら何も問題はないが、対象(ソフトや画像)ごとに違うフォルダに保存したいという場合には、いちいちフォルダを選択し直すという手間がかかる。フォルダ選択を忘れて、ダウンロードしたファイルがどこに行ったのかわからなくなることがあるかもしれない。そんなふうにダウンロードをする機会が多いユーザーに便利なのが、「 Automatic Save Folder 」というFirefoxアドオンだ。

大量に開いたタブから「Tabhunter」拡張で目的のタブを探し出す

 Firefoxのようなタブブラウザでは、ふと気がつくと大量のタブを開いてしまって見たいタブがなかなか見つからない、ということになりがちだ。特に、メモリの処理が改善されて複数タブを開いた時のパフォーマンス低下が軽減されたFirefox 3以降では、そういう経験を持つ人は増えたに違いない。ついつい調子に乗って新規タブを開けば開くほど、タブの表示幅が狭まってしまい、パッと見ではページタイトルから目的のタブを見つけるのが困難になってしまうのだ。Firefoxのデフォルト設定ではタブを開きすぎると左右に矢印のナビゲーションが表示されて、表示領域からタブがはみ出してしまうのでなおさらである。1つのウィンドウ内で複数のページをタブとして処理できるタブブラウザは便利だが、こういった難点も生じてしまうのだ。

Firefoxに世界時計機能を追加する「FoxClocks」

 「FoxClocks」は、Firefoxに世界時計機能を追加するアドオンだ。日本語のWebサイトを閲覧していても、それが日本で運営されているとは限らない。ほとんどの場合、どこで運営されているかなど気にならないだろうが、中には日本ではないということを意識せざるをえないことがある。それは、“時間”だ。それぞれの地域によって、時差が存在するため、日本ではこの時間でも、Webサイト上では違う時間になっている、ということもある。また、表記は日本方式になっていても、中身は現地時間というケースもある。

分割されたWebページを1つにつなげる「AutoPager」拡張

 GoogleやYahoo! JAPANなどのサーチエンジンで検索結果が複数ページにまたがった場合、最初のページに思うような結果がなかった場合、「次へ」やページ番号をクリックしてページ送りすることになるが、大量な結果が出てしまった場合、クリックするだけで疲れてしまうし、面倒くさくなってしまうのがオチだ。Web検索においては、そこまで先のページを見なくても探し物は得られるということもいえるが、少なくとも数ページは「次へ」をクリックすることになることに変わりはない。もちろん、1ページあたりの表示件数をカスタマイズすることも可能だが、それでもせいぜい100件くらいまでしか表示できない。

「GooglePreview」拡張で検索結果にサムネイルを表示する

 Web検索にGoogleを使うユーザーは多いと思うが、検索結果がテキストだけだと、少し味気ないというか、分かりにくい場合がある。ニュースやYouTubeの結果が表示される場合は、記事中の写真や動画のサムネイル画像が表示されて少し華やぐというか、分かりやすさが増すような気がするが、そうしたページがヒットしないときは殺風景だ。その点、「見える!検索エンジン」を標榜する国産のサーチエンジン「MARSFLAG」の場合、検索結果にWebページのサムネイル画像が表示されるようになっており、テキストのみの表示と違って、検索結果が見た目でも伝わってくる。