デジタル音楽:コピー制限なしで販売へ ソニーBMG

 米SONY BMG MUSIC ENTERTAINMENTは1月7日(米国時間)、音楽のダウンロード販売で、コピーを制限しないMP3形式での販売を開始すると発表した。従来は海賊版予防のため、複製できない仕組みになっていて、購入者にも不自由を強いていた。業界大手4社のうち英EMI、米Universal Music Group、米Warner Music Groupは同様の試みを始めており、ソニーBMGも追随する。

ビデオのフォーマット変換を簡単に実行できるOggConvert

  OggConvert はGUIベースのシンプルなビデオトランスコーダであり、その出力形式はTheoraおよびDiracというフリー系フォーマットのみに対応している。フォーマット変換の操作は極限にまで簡単化されているが、登場して間のないDiracコーデックを手軽に試してみることができる点にも注目すべきだろう。特に操作性に関しては、この種のソフトにつきものの複雑な設定をいくつも調整する必要はなく、対象となるファイルをドラッグ&ドロップして処理の完了を待つだけである。

AmarokとObsidianMusicを使用した小規模なMP3ファイルサーバの作成法

 Linuxでの音楽再生と言えば、まず筆頭に上がるのが Amarok である。このオーディオプレーヤには、操作性に優れたインタフェースや各種の有用なスクリプトを始め通常の操作で必要となるものは大概そろっているのだが、このアプリケーションの場合はそれだけに止まらず、サーバ上で実行させた上でWebインタフェースを介したアクセスも可能となっているのである。

CLIタイプの便利なビデオ・コンバーターmencoder

mencoderはMPlayerメディア・プレーヤー・パッケージに含まれているツールだ。MPlayerはオーディオとビデオのファイルを再生するが、mencoderはマルチメディア・ファイルを変換し管理する。このツールにはさまざまなGUIがあるが、コマンドラインからも、ほとんどあらゆる形式のビデオ・ファイルを作ることができる。ここでは、その使い方を紹介しよう。

EasyTagおよびPicardを使ったミュージックタグ管理

 最近のデジタルミュージックプレーヤは、ソフトウェア型のものにせよハードウェア型のものにせよ、音楽ファイルのMP3タグやOgg Vorbisを基にして再生中の曲目に関するさまざまな情報を表示できるようになっている。また大部分のリッピングソフトウェアでもCDDBFreeDBサービスに登録されているこれらのメタデータを収集する機能がサポートされているが、その情報にはCDのディスクIDで照合できるものという制限が付随する。ところがEasyTagおよびPicardというツールを使えば、自分の手で独自の情報を追加および編集することが可能になるのだ。

声を届けよう:Linuxでポッドキャスト

 今多くの人々が、ブログをやめてポッドキャスト――標準的なMP3プレイヤならどれを使用しても再生することのできる、ダウンロード可能なオーディオファイルの作成――に挑戦している。セッションの録音/編集/パッケージングはそれほど難しいことではないが、しかし最近まではこの作業を行なうためのツールはそれほど多くは存在していなかった。けれども現在では、Linuxフレンドリーなアプリケーションがあちらこちらで登場し始めている。

Codec Buddyを使ってハームリダクションに取り組むFedora

 公衆衛生学には、ハームリダクションという考え方がある。ハームリダクションとは、売春のように潜在的に有害となり得る悪習慣を根こそぎ撲滅しようとする代わりに、その悪影響を最低限に抑えようとする考え方のことだ。ハームリダクションでは、例えば麻薬中毒者のために安全な注射方法を説明するウェブサイトを設置するなど、悪習慣を部分的に許容していることが多い。今回Fedora 8は、MP3などの非フリーなコーデックの問題に対して、Codec Buddyという形でハームリダクション的な解決法を採用した。

MPlayerを使ったオーディオ/ビデオストリームの再生と録音法

 インターネット上でストリーミング放送されているオーディオおよびビデオの大半は、RM、RAM、WMV、ASFなどのプロプライエタリ系フォーマットで公開されている。だが幸いなことに、オープンソース系アプリケーションであるMPlayerはほとんどすべてのストリームフォーマットに対応しており、しかもその再生ができるだけでなく録音までが可能なのだ。

CinelerraをUbuntu Studioに比較的簡単にインストールする方法

 Cinelerraは、Linuxで利用可能なビデオ編集ツールの中でも実用レベルに達している数少ない存在の1つだが、これをUbuntu Studioにインストールする場合は様々なトラブルとの遭遇を覚悟しなければならない。そして私が行った何度かの試行錯誤の結果、それほど手間をかけずに同アプリケーションをインストールする方法を確立できたので、今回はその過程を報告する次第である。

ブレーンストーミングでGIMPの新インタフェースを考える

 イメージ編集ツールGIMPは、次の開発サイクルの準備段階にある。GIMP UI Brainstormブログでは、次期バージョンの表示デザインに関する提案を一般から募るために、モックアップの提出を受け付け中だ。ユーザインタフェース・デザイナのPeter Sikking氏に、このプロジェクトの主旨とGIMPのUI設計工程における役割について聞いた。

Adobe、RIA分野の新戦略を明らかに――Media Playerベータ版の公開や、Webアプリ・ベンダーの買収などを一挙に発表

 米国Adobe Systemsは10月1日、シカゴで開催中のテクニカル・コンファレンス「ADOBE MAX 2007 North America」(9月30日-10月3日開催)において、開発中のビデオ再生ソフトウェア「Adobe Media Player」のベータ版を「Adobe Labs」で公開することを明らかにした。また、コラボレーションやSaaS(Software as a Service)、リッチ・インターネット・アプリケーション(RIA)分野での、同社の新戦略も発表する予定だ。